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金木犀の香りとともに
徒然なるままに絵にまつわるあれこれを。
今年。
クライアントさまの絵を描くばかりで、自分のアート制作は、随分と絵が見えてこなかった。白いキャンバスに浮かぶ絵が、出てこない。
10月に入り、金木犀の香りが窓から入ってくるのと同時に、久しぶりに絵の気配がやってきた。でも
それらは完全に自分の中のものかというと、どうもそうでもないように感じられる。
ああ、そうか
わたしは世界中のどこかにある、地の
すべての経験を選んで、楽しんでいる
前回書いたもののイメージを補う漫画が、偶然出てきた。
2016年に制作したものだけど、すっかり忘れていて。
当時はワークショップ用で、言葉での説明も添えていた。
漫画という媒体のため、下記のようなイマジネーションの表現になっている。
この中の「虫とり網」が主に、ネガティブな葛藤で
わたしにとっては、「陰影や色の幅を広げる出会い」となっていた。
後半の文章で、虫とり網から変わった今のイメージも
「加害をなくすために」とは
加害をなくすためにと考えているのは、
自分こそ、受けとった脅し言葉通りに動いてしまったことがあるから。
加害を肯定してしまったことがあるから。
加害をなくすなんて傲慢だと言う人もいるけど、
いや、自分の意識から加害の肯定を消すことは意識的になれるし、
努力できることだと思うんだ。
一人ひとりの自意識の中で、加害となる言動を諫めてゆく
それはきっと誰だって気をつけられることなのだ
地にとどまるとき、空にすすむとき
どうしてもこの仕様に慣れず、放置してしまいます。。
多くの人の目に触れるわけではないけれど、小さな言葉でも少しずつ記してゆきたいな。
昨年末に、陰陽五行をメインにした、身体と気持ちを整理できるようなワークショップの機会がありました。
その時に今年を「地の時」と話していて。
地は、陰陽五行だと胃脾を司るので、肺炎が流行ったときに、間違ってしまったなーと思っていたのだけど
内臓の意味ではなく
空港ーポートランド 初めてのアメリカ車旅
3年前の今日よりアメリカ旅が始まった。と、さっき知ったので、このコラムを再開しようと思う。思い出したのは、その旅で手に入れた小さな小さなアクアマリンが落ちているのを見つけたから。
3月の誕生石。当時この石は、アトリエに来てくださった方のプレゼントにしていた。
石の入っていた器を落としてしまったときに、その一粒だけすみっこに入り拾い忘れたみたい。
突然の思い出との再会に、アメリカ旅はこのアクア