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授乳しながら会議に出ていたKさんと、その寛容な会社の話

このタイトルを見て、
「えっ?!」
と思った方が、
これを読んでくださっていると思います。

授乳?
乳児を連れて仕事をしてたの?
会社はそれを認めてたの?
通勤電車は?
子どもがぐずったらどうするの?
子どもに負担はないの?
仕事に影響はないの?

モヤモヤと疑問がわいてくる方もいらっしゃるでしょう。
私もそうでした。
オフィスビルの一室で、
スーツを着た人たちに囲まれて
赤ちゃんを抱っこしながら会議をしている光景は、
とても想像しにくいものでした。

驚いている私に、
Kさんは言いました。
「(会社の)代表が受け入れていて、
たまたまそういう人(子育て中の人)を雇っているだけっていう考え方だった」

ここで論じるべきは、
子連れ出勤は良いか悪いか、とか、
子どもが小さいときに母親が働くことは良いか悪いか、ではありません。
仕事の内容やお子さんの状況など、
配慮すべきことはたくさんあるでしよう。

子育てはそれぞれの家庭で、それぞれの在り方。
うちはこうしたい、こうありたい、が、
家庭の数だけあって良いはずです。

子どもを預けて、親も子もそれぞれの時間を過ごしたい人、
子育てを軸に仕事から離れる人、
子どもとの今を柔軟に考える人、
そのときの最善を選択できる子育て環境があるのは
なんて幸せなことだろうと思います。

会社の制度やシステムの前に、
その人の子育ての思いと職場の思いをすり合わせて、
オーダーメイドしていくのは理想でしょうか。

子育てのしやすさは
便利なものや、
一時的な給付以上に、
日々の暮らしの中で
その人が尊重されることにあるように思います。

今日も仕事に向かうKさんが

そしてそれぞれの役割を果たそうとしているあなたが

今日もあなたらしくいられますように。



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