昨日買った揚げ鶏を今日も食べたいとは限らない
昨日、仕事帰りにセブンに寄った。
家について、さぁ、揚げ鶏を食べよう!と意気込んで袋の中を見ると、揚げ鶏だけがない。
息子のいくらおにぎりも、イチゴグミも入っているのに、揚げ鶏だけがない。
しょうがなく、ブロッコリーサラダを食べた。
レシートにはしっかりと『揚げ鶏』と打ち込まれている。
223円、スルーできる金額ではない。
『私の揚げ鶏、知りませんか?』と買ったセブンに電話をした。
感じの良い男性社員さんと思われる人に、どこのレジだったか聞かれ、うろ覚えの記憶をたどる。
一番奥??いや、真ん中だったような、、、。
人間の記憶というのは曖昧なものだ。
そのセブンにレジがいくつあったか、タバコが目の前に売っていたか、そんな事は全く気にとめてもいないから、答えられない。
しかし、レジを打っていたのは若い女性だった事は覚えている。
だから、その女性に聞けば入れ忘れたのかどうなのかすぐに分かると思っていた。
しかし、その男性は、
『防犯カメラで確認しますのでお時間頂けますか?』
そう言って電話を切った。
まぁ、確かにね、私が嘘ついてる可能性だってあるわけで、確認しないで揚げ鶏をくれるわけはない。
でも、防犯カメラで確認しなくても、聞けば分かるじゃん!!と首をかしげながら待つこと2時間。
携帯にかかってきた電話は、繋がらなかった。
楽天回線に変えてから携帯は繋がらなくなった。
これも詐欺だな。
そう思ってたら自宅に電話が掛かった来た。
さっきかけたのが自宅からだったからだろう。
どうか、揚げ鶏が無事にありますように。
男性からの答えは、
『防犯カメラで確認した所、100%こちらの入れわすれでした』だった。
電話片手に、私は小さくガッツポーズ。
私の揚げ鶏は、やはりセブンに取り残されていたのだ。
返金か商品を受取るかどうするかの選択を聞かれ、
明日も仕事で駅に行くので、帰りに取りに伺いますと答えた。
ただ、昨日は揚げ鶏の気分だったけど、今日も揚げ鶏の気分かどうかは分からない。
その気分代金みたいなものは、セブンさんに請求出来るのだろうか?
まぁ、出来ないだろうなぁー。
損をした出来事ではあったが、防犯カメラでチェックしている男性社員と、チェックされている自分の姿を想像して、何だか笑ってしまう出来事となった。
しかし、揚げ鶏でセブンに躊躇なく電話するなんて、おばさんになったものだと思う。
少女の頃ならば、絶対にそんな事しなかっただろう。
羞恥心とか人からの評価とか、どんどん無意味な物になっていく。
だから、おばさんは強いんだな。