【ドラマ】彼女が微笑むと、みんなが微笑えんでしまう《アンメット》
いやぁ~、最終回良かったですねぇ。
それにしても、こんなに俳優さんの素晴らしさが際立っていたドラマは、なかなか存在しないと思う。
ミヤビを演じる杉咲花さん、彼女が微笑むとこっちも笑顔になってしまう。
何かを食べていれば、こっちまで大きな口を開けてしまう。
三瓶先生とのやり取りで、怖くないんですか?と聞かれたミヤビが、
自分の中に光があれば、怖くないし、お腹が減る、という言葉を返した時、どんな状況でも、自分の中に光を持てば、暗闇から出て歩く事ができるのだと思った。
そのミヤビの強くて明るい心に、三瓶先生の心は、灯されたのだろう。
思わずプロポーズしてしまう三瓶先生の気持ちが突き刺さるほど的確で、口元が緩む。
最終回前は、三瓶先生こと若葉竜也さんの演技に魅了されて、グッときて、最後にこれかぁ、という感じ。
初めて三瓶先生が登場した時、このヒゲの濃いモジャモジャ頭の人は誰?と思ったが、ホントに失礼致しました。
このドラマは2人の心地良い演技のハーモニーが絶妙で、毎回目が離せなかった。
ストーリーも良かったが、それよりも2人の空気感を愉しむドラマなのだ。
その空気感に他の役者さんも飲み込まれて、1つの作品になっていったのだろう。
毎回良い所を持っていく、院長の藤堂先生に、ス・テ・キと心の中で呟く始末。
現実にはこんなに上手くいくことはないが、それでもドラマの世界ではせめてハッピーエンドを望んでしまう。
最終回に2人の出会いや馴れ初めの重要ポイントが明かされるが、その展開のスッキリ感と手術の成功のスッキリ感で、二重の満足感を味わえる。
井浦新さん、あなたが悪役でなくて本当に良かったよ~。
「おちょやん」の時も見終わってスッキリしてnoteに思いを綴ったが、杉咲花さんが演じていたからかもしれない、と今更ながら思った。
記事を探していたが、3年前の物は全て削除してしまっていたのでこれしかなかった、、、。
おちょやんが終わった後に熱い感想を残していたのに、ショックだ。
誰に伝えるわけではない、自分の思いを形に残しておくだけだけれど、それは私が生きていた財産になる。
大事なことは心が覚えている。
頭ではなく、心が覚えておきたい事を文字にしていく。
素晴らしい俳優さんとは、空気までも自分のものにして操る事が出来る、特殊能力を持つ人々の事なのだろう。
そんな事を感じた、『アンメット』。
また、7月〜のクドカンのドラマも楽しみだなぁ。