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キューバの独立はフランス革命で遠のいた

国連大学ビルでキューバレクチャーを受けました。
ラテン歌手八木啓代さんからはキューバの歴史について熱のこもったトークあり。

ハバナに行く前にずいぶん本を読んだのでおおよその流れはしっていましたがサトウキビモノカルチャーの由来は知らなかった。

フランス革命(1789年)が大いに関係しているという。

なんでカリブ海の島までそんな影響があるのか?

キューバのお隣はイスパニョーラ島。
コロンブスが初めに見つけたカリブの島、その西側は現在のハイチです。
当時はフランス領サンドマング。

フランスで革命が起こると、植民地サンドマングでも黒人奴隷やムラートが自由をもとめて立ち上がった。(1791年)黒人奴隷が働くのはサトウキビ畑ですから砂糖産業が壊滅的被害を受けたという。

当時のサンドマングは世界シェア40%。巨大な生産者が被害にあいました。それまで大儲けしていたフランスの砂糖業をうらやましく思っいたスペインはここぞとばかりにキューバ島の砂糖業を強化していっきにモノカルチャーの道を突き進んだ。

「キューバを知るための52章」によると
当時すでに奴隷制度は時代おくれになりつつあった。
機械化には熟練労働が必須だった。
しかしプランテーションには奴隷がつきもの。
奴隷の反乱ハイチの二の舞にならないためにはキューバには二つの選択肢しかなかったと。

①そのまま宗主国スペインに「ハイチ化の恐怖」から庇護してもらう
②南部で奴隷制を敷く米国に併合してもうらう

つまり独立が遠のいたのです。

自由と平等、博愛のフランス革命がキューバには鎖をはめたのでした。

以上

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