僕の退職しました (Part 1:己)
出社最終日はいつもより少し早く起きてスタートした。
5時30分に起きて、朝の賢者感を楽しむことにはまっていたが、ここ数日は6時起きであった。そんな中、今日は5時に目が覚めた。やはり夜明けを迎える賢者感はたまらない。夕陽も素敵だが、朝焼けは夕陽とは違う色気がある。そんなことを感じながらいつも通り、プロテインを飲み、いつも通りコーヒーを淹れ、すこしのんびりして、勤務開始。
何もいつもと変わらない。業務自体は確かに引継ぎメインに変わり、営業マンとしての活動は行わなくなったが、いつもと同じデスクに向かう感覚に変化はなかった。最終日に自分は何を思うのかと考えていたが、全くと言っていいほど退職の実感はなかった。まあ、こんなもんかと思った。
退社して今まで一緒に働いていた人と同じ環境で働けはしなくなるが、退社しても私が私でなくなることはない。元々同僚とも会社の付き合いという感覚で交わっていなかった私にとっては、これからの関係に変化はない。いつもの仲間。
同じ趣味、思考、自分を磨いていくことに変わりはないし、こんなにも退職への実感がわかないのは、雇用主が会社から自分へと変わっても、Self Managementをしていくことに変わりはないからなのかもしれない。ひとりひとりの俺たち。