この間の休みに行きそびれた場所へ
この間の休みには、日本近代文学館へ行こうと考えていたのに、少しお腹の調子が気になり、作り途中のマクラメも
編み上げてしまいたくなり。今日はちょうど、天気も良さそうと、朝から。
良い本に出会えるといいなぁ、と考えていると、スイスイ スムーズに自分の身体が運ばれていく気がする。
駅に着いたら、ちょうど電車に乗れて
乗り換えしても、時間がちょうど良く。と、些細なことだけど。
文学館に行く前に、近くだったのねと
久しぶりに、日本民藝館を訪れる。
開催中の展示はチェックしていなかった笑
中に入ると、古く美しい時計の音にしばし聞き入る。時刻は11時5分前。
2階から見て回り始め、展示会の部屋へ。端から、と写真はNGなのに、撮っている人がいる。良く見ると、ガラス展示品だけはと案内が読め、ちょうど下の階から、時計の鐘が鳴る。
ガラス内の展示品は、撮るのが難しいんだけど、せっかくだからと鐘の音の後に、光の中、浮き上がるように見えた器を。
黄の色がふんわりと光るようだった。
他 写真は撮れないので、気になった器をメモして。
呉州赤絵
人物山水文皿
瓢箪瑞獣文皿
赤玉牡丹 鳳凰文皿
龍魚介 天下一文皿
蓮華龍文皿
牡丹鳳凰文皿
花鳥文皿
方位魚丈皿
龍文鉢
天啓赤絵
魚介蚫形鉢
騎馬人物文 蓋物
阿弥陀如来像の前
陶俑 加彩牛
北陸の手仕事
金沢練り人形 桃持ち童子
金沢人形 天神
神酒口 富山県福光市
仏飯台
今日 空 晴レヌ
宗悦
来た時にはシニア世代の方々だけだったのが、気づくと外国人観光客でザワザワ、ザワザワ。
お土産に買っていく数も違うのに驚きながら、次の目的地へ。
あ、路地のような道を行けばいいのね....この辺りは何故か「気」がいいと感じると思ったら。
歩いていても、すごく気持ちがいい。
そして森の洋館に到着。
この洋館の元の主の色ではないか?と
部屋を選ぶ。
まるで迷路のようなお屋敷を巡っていたら、お腹が空いてきて。実は文学館の目当てだったカフェへ。
棚にある本を読んでいい、なんて魅力的過ぎて。
左手側に本棚を見る席に案内される。ランチには、
今日は、アーサー・コナン・ドイルの誕生日からのチョイス。
ビールスープって不思議な香りと味がする。
平日なのに、予約もあったみたいでほぼ満席。6人での予約のシニアな方々の
お好みは、そのランチですか。なるほどー、と棚からちょうど読みたいと思っていた、村上春樹氏の「東京奇譚集」を読みながら。あれ、「偶然の旅人」って。
今朝調べた「草枕」につながっているような。
うーん。そして、この小さな出来事達は、ワタクシも実感するところが多いのですが。ランチを食べ終わり、デザートを待つ間、写真はダメなので目についた本達を。
1945年夏 金石範
レキシントンの幽霊
オカルト 森 達也
人間として
大東京繁盛記 山手篇
起源のナゾ
本とコンピューター 伊野海太郎
ミレニアムと私
チヂミ100
「檸檬爆弾」は、「塔」に仕掛けてある🍋💣ふと、言葉が出てくる。
「偶然の旅人」を読み終わり、コーヒーの残りを飲んで、来た時とは違う駅に向かう前に、和館も寄ってみよう。
....入り口を上がった途端に、しまった!パンツでくれば良かった!
京都でしばし、瞑想した庭のようじゃないか!スカートぉ。
いやいや、大丈夫と座り込み。
やっぱり、すごく「気」がいいんだなぁと、爽やかな風がすぅーっと身体を吹き抜けて行く。
樹々のざわめき
鳥の声
水の音
誰も来ないのをいい事に、この空間を独り占めする贅沢な時間。
これで、邪魔な雑音がなければ。
この「気」が打ち消してくれまいか、と風が静かになる。
都内にこんなに気持ちの良い場所があるのを知っただけでも、良しとしよう。
さぁ、駅へと入り口には、入れ違いに人が来ていたから、ちょうど良かった。
そして、「山手」の街へ。
車内のCMの言葉にハッとしたのに
あっているか、わからないな。世界、だった?と左上に赤い左目の看板を見たあとに、セカイの文字。
渋谷BASEまで。
さっさと選んで、地下の駅へ行く前に
ああ、あの文字は
「セカイを、拡張」とある。
ふうん。これは、りすの事?昨日、強そうな🐿️を、Xで見たんだよね。
そう思い出しながら、階段を降りている間、身体の上から下から、鳥肌が立つような、あのざわつきを感じる。
こんなにざわつくのは、珍しい。
電車に乗り込み、空いている座席は...
座りたい人がお急ぎで、埋まってしまい。まぁいいか、と また、ざわざわする。
見上げると、さっき忘れていたCMが
流れている。
「世代の頂点へ」
セカイと勘違いしていたんだね。
人が空き、5.6駅なら読めるねと、東京奇譚集の海外版のような、ストーリー集を開く。
女の子がまるで大人のように踊った相手は、白髪の紳士。という心温まる物語。今日の余韻に相応しい気がする。
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