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【華茶だよりvol.29】新スタイル中国式アレンジティー

みなさんこんにちは、ゆえじ ちゃんこです。中国茶&台湾茶マガジン【華茶だより】2023年4月10日号をお届けします。

今回は新スタイル中国式アレンジティーについてご紹介します。

創作ティードリンク「白茶モヒート」

冷やしたグラスに白茶を注いで、シロップと氷を入れてシェイク。ミントを添えて新しい中国茶ブレンド「白茶モヒート」が完成。

20代の朱嘉誠さんの創作ティードリンクです。ミントと白茶の爽やかな香りが漂い、口の中に余韻が残る、清涼感のある一杯なんだとか。

朱嘉誠さんの創作ティードリンク「白茶モヒート」

朱さんが通う安徽省黄山市徳茗舍茶藝職業訓練学校では近年、新スタイルの中国式アレンジティーの授業を取り入れています。

「習うたびに達成感があります。私の故郷の黄山はお茶が豊富なところで、お茶を作る技術は長い歴史があります。黄山の若い世代として、私はこの優れた中国の伝統文化を伝え、継承したい。」と話す朱さん。

黄山市は緑茶「黄山毛峰(こうざんもうほう)」などの銘茶を持つ伝統的な茶産地。いかにも仙人が住んでいそうな神秘的で風光明媚な黄山は世界遺産にもなっています。

黄山の風景

新しい中国式アレンジティーは茶文化を広めていくための手段のひとつとして生まれたもの。さまざまな種類の茶葉をベースに、果汁やミルク、時にはアルコールを加えて独自の風味にアレンジします。

たとえば「北海新緑」。ベースのお茶は緑茶・太平猴魁(たいへいこうかい)、地元の名産・霊山酒醸(甘酒のようなもの)と泡状のフォームミルクを加え、最後にミントと桜の花びらを添えたアレンジティーです。

中国式ティーカクテル「北海新緑」

新しい中国式アレンジティーはドリンクとしてのオシャレな見た目も相まって若者たちの注目を集めているようです。

茶文化や茶産業の発展を望むだけでなく、お茶はさまざまな健康的な価値もあるため、若い人たちが日常的に飲むようになるのは彼らの健康にとっても良いこと。まずはお茶を身近に感じてもらうのは大事ですね!

中国チェーン経営協会新茶飲委員会が発表した「2022年新式茶系飲料研究報告」によると、中国の新式ティードリンク市場規模は2017年の422億元(1元=約19円)から21年には1003億元に拡大。4年間で2倍以上!

23年にはさらに1450億元に達する見込みとのことで、新しいスタイルのお茶はより多くの消費者に受け入れられていきそうですね。

次回は4月24日の配信を予定しています。
よろしくお願いいたします。

ゆえじ ちゃんこ


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発信者プロフィール

ゆえじ ちゃんこ | 中国茶ナビゲーター

中国茶の淹れ手として地球にやさしい中国茶交流会(通称エコ茶会)など各種イベントで中国茶の魅力を伝える活動を10年以上継続、のべ500名以上の方にお茶を淹れてきました。

オンラインではSNS総フォロワー7000名以上の方に向けて中国茶の魅力を伝える情報発信を行っています。

Amazonで販売中の電子書籍『世界一わかりやすい中国茶のはじめかた』はKindle新着売れ筋ランキング1位獲得!!

現在は福建、香港、東京の3都市を拠点に活動中です。

また、ライブドア公式ブロガーとして絵日記ブログ『中国でブルジョワ華人の妻してます』では国際結婚や海外生活についても発信しています。

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