韓国文化沼に盛大なる感謝

コロナ禍が始まった2020年3月あたりから、正直、ずっと韓国の動画ばかり見てきました。k-pop、韓国のバラエティー、韓国関連のyoutube、韓ドラ...
何も考えずに楽しめて、ただ見ているだけで時間を忘れられる、テンションが上がるので非常に助けていただきました。
精神的に無理な時、暇すぎて溶けそうな時、数時間熱中できて一日が終わるのはありがたかった。

韓国ドラマも、(作品によるけど)主人公のリアルな人生や心情がそのまま描かれていて、するする感情移入できたと感じます。その時私に必要だったのは、非現実的なものではなくて、それぞれ、現実的な小さい~大きい問題がただ存在したり、社会的な問題があったりする。それをただそのまま描いてくれたことが、なぜか安心したのかもしれない。非現実的な描写では、見終わった瞬間に現実に戻るのが、ため息モノ。

k-popは、ただ、ダンスとかビジュアルとか服とか歌とか見てるだけで時間を忘れられる。

韓国の本も、コリアンブームの影響で書店に多く並ぶようになりました。最近は「楽に生きる」ことを書いたエッセイがブームみたいです。社会からの圧力に対する気持ちの持ちようの点で日本人にも響く人は多いんでしょうか?わかりませんが、少なくとも私には響きました。とても楽になった。

韓国語の構造や表現から、日本語に翻訳されても日本語の雰囲気ではないと感じる文章でした。熟語の使い方や表現が建設的で、構造的、固い印象でした。その違いがまた面白く、楽しめました。

共感できて、自分が欲しいと認識していないレベルの救われる言葉を言ってくれるのは、非常にありがたい。(こういうことを言われたら楽になる、そういう考え方があるのか、そう思っていいんだ、という新たな視点は、思いつきもしない)そんな本に出合うことは少ないと思います、探しても無いことが多いから。ちなみに最近救われた一言は、「自信を持て、は、私にとって、翼がないのに飛んでみろ、と言われるのと同じ」と又吉直樹さんの文中でありました。非常にその通りすぎて、笑えます。無理なものは無理であって、一回死んで別人として0歳からスタートしない限り、無理なんだと、思っています。変わる、変える必要はない。

話が逸れましたが、韓国文化には盛大なる感謝を述べたいと思います。どん底のときも楽しめるってすごい、そこまで自分が楽しめることが見つかるのも簡単ではない。すごいことです。そんな出会いがあって、よかった。

読んだ本は、「死にたいけどトッポッキは食べたい」でした。



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