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【弓道】あらためて感じた自分のパターン
自分でもビックリしました。
昨日、3年連続11回目の国体出場決めてきました。
—あ、ビックリしたというのはこのことではありません(笑)
先月末くらいから調子崩し始めて。
たぶん、おかしな引き方をしているのに矢数かけちゃって古傷の右肘腱鞘炎が再発しそうになったからかもしれません。
今にして思えばね(;´・ω・)
6月頭の地区の選考会で「これでもか!!」ってくらいあたらなくて。
あんなにあたらない(コントロールできない)のっていつぶりくらいだろう!?って思うくらいです。
本人がそう思うくらいです。
もちろん周りもビックリです(笑)
「こんなに外しているゆづるさん、初めてみました」と。
そんななか、昨日は各地区からの代表者が集まりました。
これは国体本番へ臨む選手を決める選考会です。
ようやく調子が戻りかけていたんですが、なんとなくパッとせず。
「もう、今年はダメかもな」
そういう思いが幾度となくよぎりました。
春先から毎週ある行事で、体が疲れていたのかもしれません。
心が萎えかけていたことに気づかないふりをしていました。
—ですが、悲しいかな。
若かりし頃から鍛えぬいた精神力のおかげで、
気力が体力に勝ってしまうのです。
「このまま認識してしまうと一気に崩れる」
36年の弓歴で培った魂が警告していたのでしょうか。
その警告をオブラートに包んで気づかないふりをしていました。
が。
逆に、その「気づかないふり」+「不安」による
練習のし過ぎで幾度となく自滅した経験もあります。
そして間の悪いことに、試合前日の土曜日はたまたま仕事が休みでもありました。
かなり悩みました。
練習するか、体を休めるか。
※この場合の体を休めるというのは感覚のリセットの意味です。
究極の選択です。
なぜならどちらにするかの判断ミスで、代表選考にモレてしまうということですから。それはそれまでの努力を無駄にするという意味でもあります。
練習してもしなくても、どのみち不安は残ります。
練習するとしても矢数をかけるとよけい不安になるので、的中が良くても悪くても「どうしようかな」という感覚にして、そんなに引きません。
外しすぎても不安。
あたりすぎると慢心。
ここの見極めが肝心です。
そしてこういう意味での中途半端の方が、引き方を脳内でシュミレートするので、いい意味での緊張感(弓道脳)が続きます。
今回は、練習しませんでした。
調子はいつになく悪いです。
ですが、練習して迷うよりは脳内でシュミレートする方を選びました。
そう、「自分の自力」を信じたのです。
いつもツイートで発信しているように、
「練習を本番、本番を練習のように引くしかない」
「普段通りのことしかできない」
そう腹を決めました。
(ですが今回はその「練習を本番」っていうのがあたらない方にイメトレがいってしまっていたので気持ちが萎えかけたのです)
迎えた当日。
近的・遠的、1立ち(4本)ずつが1次予選。
ここから上位12名が2次予選進出です。
2次は1次の的中も加算して総的中数で選考されます。
だからこの最初の1次予選の本数がより重要になるのです、通過するにも、総的中数的にもです。
「もしかしたら最近外す原因はこれかな?」
というのを、前日のシュミレーションで発見しました。
これを今試すには、非常に大バクチ的です。
最初の1本がとても重要だからです。
そしてこの1本が今日の弓を引く調子の判断になるのです。
「カツン!」
と、時計でいうと9時の位置の的枠近辺にあたりました。
「よし、合ってた!これであそこに飛んだのならここを調整すれば......」
脳が瞬時に修正案を出してきました。
...…のこり3本の記憶はあまりありません(笑)
そう、いわゆるゾーンです。
結果4本すべて的中。
次は遠的です。
60m先の的を狙うのです。
いくら遠的で国体優勝したことがあってもそれは過去のハナシです(;´・ω・)
気を抜けば簡単に「0中」になります。
ですが、この遠的が選考会でいつも明暗を分けるのです。
遠的があたると上位に食い込めます。
遠的は練習すればするほどあたるようになります。
ですが、各地域で遠的場が併設されている道場は多くはありません。
学校のグラウンドや、洋弓場の端っ子を借りたりします。
だから練習量で差が出るのです。
努力すればするほど差が出るのです。
近的があたったからといって気の抜けぬまま、いわゆるゾーンに入ったまま遠的に挑みます。
結果は4本目を外してしまい3中でした。
なぜ外したか?
それは今にして思えば4本目に集中力が途切れたのでしょう。
そう、ゾーンから出てしまったのです。
目の前に並んでいる選考委員の「こそこそハナシ」が聞こえた気がしたのです。
そしてちょっと体裁を繕おうとしたのでしょう。
そんな余計なことを考えたから外したのです。
まったくもって情けない。
この1本が、2次予選に影響するのに。
1次は通りました。
次なる2次予選は近的8射、遠的8射です。
2次はいつもの自分が出てきました。
そう、不安と迷いが顔を出してきたのです。
近的、いつも通りのところに外していきます。
さすがにこれはあてないとヤバいと思ったときはあたります。
こういう時はたいてい中途半端な集中力を発揮している時です。
1次予選の的中貯金が減っていきます。
近的が思わしくなかったので、遠的で巻き返さねばなりません。
3中でした。
この調子で最後の1立ち(4本)も詰めていかねば!!
と思いましたが、なにせ中途半端な集中力です。
チェックポイントの確認忘れ、うっかりさんが出てきます。
こんな感じでしたが、ふたを開けてみれば。
3人選考のうち、1位と1本差の2位同中通過でした。
4位との差は2本です。
結果、代表選手には選ばれました。
それと同時に、1日でこんなに集中力の差があるのかとビックリです。
今回の2次予選の集中力は反省課題です。
なぜなら国体は、待ち時間がべらぼうに長いのです。
いかに集中力を、ゾーンを維持できるかが、勝敗を分けます。
自覚はないのですが、ちょっと気が緩んできたのでしょうか。
まだまだ弓道シーズン真っ最中です。
迷っているうちにシーズン終わってしまいます。
全日本も国体もすぐ迎えてしまいます。
もうちょっといい意味でストイックさを追求しなくては。
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