劇場版ヴァサラ戦記海龍と謎の少女 制作秘話・解説【ヴァサラ戦記二次創作】
・この記事は「劇場版ヴァサラ戦記 海龍と謎の少女」の解説記事です。当該作を読んでから、記事を読むことをオススメします。
〇制作のきっかけ
シネマンガテレビで公開されているポンヌフコラボで公開された「無人島」シリーズ動画がきっかけです。
ここから無人島を絡めた冒険物系の劇場版を考案することになりました。宝探し、遺跡探検など色々考えました。
昔は人が住んでいて、孤島で独特の文化とか風習があって、それに従うのが当然という因習村要素だったり、スケールの大きい敵が必要だよなということでベタですが龍を出したりしました。
〇元ネタ
海子(みこ)
読み方はテイルズオブシンフォニア(以下、シンフォニア)の「神子」(みこ)をそのまま拝借。生まれた時から、世界再生の旅をすることが決まっていて、世界の為に命を捧げるみたいな役割なので、生贄に通ずるところもあるなぁと。あまりにも歪みまくった世界や激重展開の多いシンフォニア、是非プレイしてみるか、OVAをご覧下さいw
200年前のマールの独白
自分の命と引き換えに……というセリフはシンフォニアのヒロインであり、世界再生の旅を義務付けられた神子コレットのセリフをオマージュしています。神子としての使命を果たす、覚悟の決まっているセリフとして描かれています。
しかし、マールの場合はいきなり「明日島のために死んでね」と言われて、島の為や家族の為に命を捧げなきゃ自分がやらなきゃと、とにかく自分に言い聞かせる、そんなセリフにしています。
ビッグキノコ、ライフキノコ
世界一有名な配管工こと、マリオに出てくるスーパーキノコと1UPキノコのことです。ちょっとパロネタ入れとこうかな〜となって、入れましたw
それぞれ赤に白の水玉模様、緑に白の水玉模様をしています。
ハマユウ島は、現実世界でいうガラパゴス諸島のように、独特な進化を遂げた植物が多く生息しています。
太古之大天狗
終盤のバトル、共鳴ラッシュで出したラショパンの共鳴の必殺技名。
原作でのコンビや関係の深い隊長同士での、共鳴必殺技ラッシュはやりたかったことの一つです。
妖の極みが妖怪で、音の極みが読んで字のごとく。音を出して困らせる妖怪とかいたよな〜と、ぼんやりとした知識の中、大天狗の一本太鼓なるものにヒット。
山の中で木を切る仕事をしているとドンドコドンドコと音がする、これを天狗の仕業と考えたようです。
ラショウって「大天狗」って技あったよな→妖要素で天狗、音要素で太鼓→太鼓を太古にすればそれっぽくなる!?とネーミングが決まりました。
余談ですが、音を出す妖怪と検索して「アズキアライ」も出ましたが、必殺技で小豆を洗うのは無しだな……と一瞬で候補から消えました。
↓お世話になった検索サイト。
〇名前の由来
ハマユウ島
海岸に咲く花で、花言葉は「どこか遠くへ」「汚れのない」「あなたを信じます」があります。
「どこか遠くへ」という、マールやヴェルの島の外への憧れ、海洋調査に出たヴァサラ軍など今回の劇場版の舞台にふさわしい名前だと思い、採用。
あと海に出るお話なので、海岸に咲く花というのも、ピッタリかなと。
マール
ポルトガル語で「海」という意味。
モデルはポンヌフコラボ動画に出てくるフジワラさん(演:イチヂクフジタさん)を参考に作りました。人によって、島に住み着く幽霊だったり神様だったり解釈が分かれる不思議な役どころ。他の遭難者は服がボロボロになったり、髭が無造作に生えるなど変化もありますが、彼だけはいつまでも小綺麗なまま。幽霊や人知を超えた存在感を感じたので、彼女も不老不死であったり、見た目が綺麗だったり。
余談ですが、貧乳にしたのは、乳に栄養が行くほど豊かな環境ではないのが理由です。ハマユウ島に住む女性は大概貧乳です。それが普通だと思ってるので、今のところは特にコンプレックスはありません。
ヴェル
ドイツ語で「波」(本来はヴェレ、ヴェルレというようです)という意味。
今回の劇場版での島での異分子担当です。特にこれといったモデルはいないですが、外の世界を冒険したい、探検したいというキャラ設定はテイルズオブゼスティリアのスレイから取った記憶があります(よく叩かれてますが、ゼスティリアいい作品ですよ。バトルシステム以外は)その影響か、実はよく本を読むキャラです(あまり本編では出せていませんが、親が持って帰ってきた書物を読むのが趣味です)
〇余談
テーマソング
劇中歌は「深海少女/ゆうゆfeat.初音ミク」
絶海の孤島舞台で、海ってだけですけど、マールの心情に合ってる気がします。
ラストは島に降り続いていた雨が止んで大きな虹が掛かる!とめちゃくちゃベタな展開、ですが爽やかな大団円!にしたいな〜って思ってた頃に、これピッタリだな!って決めて行き詰った時に聞いてました。
しかもタイムリーにAquaTimez再結成のお知らせ。たろちゃん先生も仰ってたようにAquaTimezは青春なんですよ、我々30代にとってはね!
個人的に決意の朝に、も好きです。
思いついたらまた何か書き足すかもしれません。