まともな人ほど損をする

 思いつきでタイトルを決めた。
でも、生きてるとそう感じることって結構あるように思う。

とくに、邪悪な犯罪を行った人が、罪を逃れている場合。
捕まっていたとしても、定められた刑期を終え、出所した場合。
いろんなパターンがあると思う。

しかし、危害を加えられた人は?遺族は?

極端な例だとは思うけど、罪を犯した側が被害者側より辛い事なんてほとんど無いんじゃないか。

改心して、まともな心を取り戻し、一生をかけて償い続けるという人も中にはいるだろう。
でも、そんな人がどれだけいるんだろう?
もし、そうだったとして本当に被害者側は心が晴れるのか?

悪意という理不尽を前にまともな人は圧倒的に無力なんじゃないだろうか。

きっと現代はまだマシなんだろうな。
昔の人は今よりずっと理不尽な悪意に曝されて、行き場のない感情を宗教に縋ることで救われていたんじゃないだろうか。

"業"とか"赦し"とか言う概念ももしかしたら、"理不尽な悪意"の裏返し、対となるようにして産まれた概念なんじゃないだろうか。

また他に思いついたら追記もするかも。
やっぱり消すかも。


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