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シラス感想 「民主主義とは訂正する力のことである──ワシントン『観光』レポートと考察」#ゲンロン230818
本編しか聞けていない(延長見てない)ですが・・・覚え書き。
とりあえず、博物館の展示を、人々が行きやすい(子どもを連れて遊びに行ったり、旅行のついでに行っても”おかしくない”)ものにするのは大事だと思った。
歴史を遺す、その遺し方が全然違う。
意味がある像! マーチン・ルーサー・キングJr.の像がジェファソンの方向いてる・・・!!!!
ベトナムベテランズメモリアル、「V」! 地面に傷! 傷はそれぞれ、国会議事堂とリンカーン記念堂を向いている・・・!!
たしかに、日本にも「こっちが皇居です(遥拝用)」みたいなのはあるけど・・・すべてにちゃんと意味がある。
博物館の展示の違いもすごい。
日本の美術館は時々行くが、博物館はほぼ行ったことない。
だって、古いものがただ置いてあってつまらなさそうだし・・・(※偏見)。。。
アメリカの博物館は全然違う!!
まず建物じたいがかっこいい。
展示の文章の書き方も(デザイン的に)かっこよくて、大きな字だけ読みたい人も、(東さんみたいに)全部知りたい人も、全員まとめてかかってこい。
美術、建築、歴史、そして「記録」、すべてが一体となっているんだ。
今、日本で「歴史的な何かをニュートラルに遺す」のは難しい。「色」をまとうからだ。左翼、右翼というイデオロギー。
古い物、ではなく「歴史」に興味を持つと、近現代に近づくにつれてどんどん「やばい人」になっていく気がする。自分でもそう思う。罪悪感というか、なんというか。
『文學界』で辻田真佐憲さんが連載されている「扇情の考古学」を読んでいる。碑は民間や神社や自治体でどんどん作られて保存されている。美的、芸術的なセンスは「・・・」だと思う。でも別にそれは訂正されていかず、ただただ量産されていく。いろんな「歴史」が乱立している。
そもそも明治維新~敗戦まで、間違いなく自分たちの国の歴史のはずなのに、別の国の、別の世界のファンタジーのような「色」をまとっている気がする。
江戸→帝都東京。「悪い夢」を見ていたような、ノスタルジーと「見てはいけない感」がすごくするのだ。
アメリカとは何もかもが違うので、なんでもアメリカに倣えということはできないが・・・アメリカは自分たちの歴史を手にしている気がする。
他に街づくり(都市計画)も東洋だったら呪術レベルの人工っぽさ。ひし形!!! あとなぞのフランス人!
上田さんが「東さんは言葉の人」というのがその通りだと思った。
字があったら読んじゃう!!!!! 歩いちゃう!!!!
あと、アメリカ人が頑なに(ラテン語とかではなく)現代英語でいろんな名言を刻んでしまうのが、個人的にウケました。
スタディー・ザ・パスト(笑)
日本語にはその勇気はない(笑)
東浩紀 聞き手=上田洋子「民主主義とは訂正する力のことである──ワシントン『観光』レポートと考察」@hazuma @yuvmsk #ゲンロン230818
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20230818