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美術館日記[26]ル・コルビュジエ展@森美術館2007.8.20

*この記事は過去に行った展覧会の感想をnoteにまとめ直しているものです。
現在行われている展覧会ではありません。
基本的に当時のものをそのまま書いています。
もはや登場する作品はおろか展覧会自体の記憶があやふやなものもあります…
太字のものは過去の私への現在の私からのコメントのようなものです。

「ル・コルビュジエ展ー建築とアートその創造と軌跡」

  1. アートを生きる

  2. 住むための機械

  3. 共同体の夢

  4. アートの実験

  5. 集まって住む

  6. 輝ける都市

  7. 開いた手

  8. 空間の奇蹟

  9. 多様な世界へ

  10. 海への回帰

建築家の展示でいちばんわかりやすくて楽しくて面白いと思った。
建築はどうしてもとっつきにくい感じがしてしまう。
でも最初にコルビュジエが製作していた絵画(その作品が良いか悪いかは別にして)とかアトリエを再現したもので彼を近い存在にしてから建築したものを見せられることで、なんでこの人はこういうデザインにしたのかが少しだけでもわかりやすくなった気がした。
コルビュジエの絵はうまいけど、どれも「ピカソ風」とか「レジェ風」っていう「あー誰々の絵に似てるなー」という感想が浮かんでしまって建築家正解だったね!という感じだった。
映像を上手に使うことでどういう手法で組み立てていったのかとか色々疑問に思うことが解説されていたのと、原寸大でアパートを再現したりすることで理解が深められた。
人間を大切にする人だからこその建築だったのだろうと思う。

この展示では森美術館お得意の大型展示として、彼の作ったアパートの部屋と休暇小屋を原寸大でまるっと再現していて実際にどんな感じか体感することができました。
この時初めて覚えたモデュロールの人体の格好して歩いてみたりしてました。
(モデュロール(Modulor)とは、フランスの建築家
ル・コルビュジエが、人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列である。Modulorは、フランス語のmodule(モジュール・寸法)とSection d'or(黄金分割)から作ったル・コルビュジエによる造語である。*wikipediaより)
意外と狭いのねという箇所もあったりして日本の狭小住宅に慣れてる身としては親近感が沸いたりも。

横浜トリエンナーレ2005にもいた西野達の展示もしててダイナミックで人をばかにしてるようですごく楽しかった。



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