できるだけ努力せずに成果を出す:フリーライド効果ランキングTOP10



はじめに

ぼくは普段から「いかに少ない労力で大きな成果を得られるか」を考えるのが好きです。楽をしようとかサボろうとしているわけではなく、どうやったら効率よく結果につなげられるのかを追求するのが面白いと感じるのです。

今回ぼくが「2025年:フリーライド効果ランキング TOP 10」というポストをしたのは、その“効率よく成果を出す”ためのヒントを整理して、多くの人にシェアしたいと思ったからでした。

この「フリーライド効果」という言葉は、日本ではあまり耳慣れないかもしれませんが、実際にはビジネスやマーケティングの場面でよく見かける概念です。

例えば、「すでにあるプラットフォームの集客力を借りる」とか「流行中のSNS機能を活用する」というのもフリーライドの一種です。自分で一から人を集めたり、新しい市場を開拓したりしなくても、既存の仕組みや流行に“ただ乗り”することで、コストやリスクを大幅に下げつつ成果を上げられます。

ぼく自身はこの考え方がとても好きで、過去に何度もフリーライド効果のおかげでビジネスをスムーズに軌道に乗せた経験があります。

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それでは、今回のポスト内容を深掘りしながら、「なぜぼくはこのランキングを作ったのか」「フリーライド効果を取り入れるとどんなメリットがあるのか」「実際にどう行動すればいいのか」「ぼく自身の体験談」などをお伝えしていきます。

【2025年:フリーライド効果ランキング TOP 10】

以下、10位からランキング形式。

10.ブロックチェーン/NFT関連
フリーライド度:C

NFTの市場は投機ブームを超え、新しい利用法(デジタル会員証、コレクティブル系)に注目が集まっています。企業向けのNFT導入コンサルや独自NFTコレクションの展開などで収益化を図れます。

9.XR(VR/AR)・メタバースの周辺ビジネス
フリーライド度:C

Meta(Facebook)やAppleが注力する分野で、今後の成長が期待されます。
例えば、メタバース内でのイベント企画やVRコンテンツの制作支援などニッチなビジネス展開が可能です。

8.サステナビリティ・エシカル消費(SDGs関連)
フリーライド度:B

環境配慮型のプロダクトやサービスは、企業や自治体の支援を受けやすいのが特徴。廃材を活用した製品開発や環境問題解決のためのコンサルティングは検討に値します。

7.ノーコード/ローコード・プラットフォーム
フリーライド度:B

専門的なプログラミング知識がなくても、Webサイトやアプリを作れる環境が整っています。ノーコードツールを活用した業務アプリの構築支援など、一人でも手軽に始められる分野です。

6.クラウドファンディング・投げ銭文化の活用
フリーライド度:B

CAMPFIREやMakuakeなどで、魅力的なプロダクトやアイデアを公開すれば、資金調達が可能です。また、YouTubeのスーパーチャット機能など「投げ銭」文化を活用するのも一つの方法です。

5.Creator Economy(個人クリエイター支援プラットフォーム)
フリーライド度:A

YouTubeやTikTokのクリエイター向けサービスは今後も需要が期待されます。動画サムネイル作成やライブ配信コンサルなど、周辺ビジネスで収益化のチャンスがあります。

4.サブスクリプション型ビジネス(デジタルコンテンツ)
フリーライド度:A

月額制で情報提供やサービスを継続的に届けるビジネスモデル。
例えば、会員限定のニュースレターや毎月テンプレートを配信するサービスなどが考えられます。

3.オンライン教育・オンラインコミュニティ
フリーライド度:S

コロナ以降、eラーニングやオンライン講座の需要は根強く、今後も安定的に成長する分野です。UdemyやTeachableといった既存プラットフォームを利用することで、集客がスムーズに進むのも魅力。

また、UTAGEやオンクラスを利用すれば、SNSから送客することで競合と比較されずに講座展開することも可能です。

2.SNSマーケティング・SNS代行
フリーライド度:S

SNSの需要拡大は続いており、特にショート動画(YouTube Shorts、TikTok、Instagram Reelsなど)は注目度が高いです。しかし、編集や外注には時間とコストがかかります。

例えば、外注では1本あたり数千円から数万円が必要となり、クオリティを求めるほど費用が膨らみます。また、自分で編集する場合でも学習時間や作業時間が増えるため、効率的な運用が求められます。

個人的には、Xでのテキスト発信からライトに始めることを推奨します。

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1.AI関連事業(生成AI・AIツール活用)
フリーライド度:SS

AI関連事業は、生成AI(例:ChatGPT)や自動化ツールの普及により、個人や小規模チームでも業務効率化や新サービスの立ち上げを実現できる分野です。

特に「AI導入コンサル」や「AIを活用したSNS運用サービス」などは需要が高く、企業に対してAIを活用した業務効率化の提案や、SNS投稿の自動化、広告コピー作成の代行といった形で収益を得ることが可能です。

一方で、AIは代行業務だけでなく、自分自身の業務効率化や日常生活のアシスタントとしても活用できます。

例えば、メール返信や資料作成を自動化することで事務作業にかかる時間を大幅に削減でき、ブログやSNSの投稿アイデア出しをAIに頼ることで、クリエイティブな作業の負担を軽減できます。

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第1章:なぜこのポストをしたのか

1-1. 背景

2020年代に入り、世の中の変化は一段と加速しています。コロナ禍をきっかけにオンライン化が急速に進み、リモートワークやオンライン学習が当たり前になりました。

また、AIやブロックチェーンなどの新しい技術が一般のビジネスパーソンにも手が届く時代になり、個人でも世界を相手に勝負できる可能性が高まっています。言い換えれば、昔だったら大企業やベンチャーキャピタルのような大きな資本を持つ組織だけが恩恵を受けられた技術やノウハウを、今や一人ひとりが利用できるようになった、ということです。

そんな時代だからこそ、ぼくは「フリーライド効果」によって少ないリソースでも成果を得るチャンスが拡大していると感じました。もちろん、まったく努力をしなくても成功できるわけではありませんが、今までは莫大な資本や人材が必要とされていた分野に、一人や小規模チームでも参入できる余地があるのは間違いありません。

1-2. 経緯

ぼくは数年前から、オンラインコミュニティや情報発信の分野で複数の事業を行ってきました。その過程で「自分の力だけで集客しようとすると大変だけど、すでに集客力のあるプラットフォームをうまく活用すれば、短期間で成果を出せるんだな」ということを、身をもって実感しています。

例えば、YouTubeやTikTokなど、既に何億人ものユーザーが集まっている場でコンテンツを投稿すれば、ゼロから人を集める手間が大幅に省けます。また、UdemyやTeachableのようなオンライン学習プラットフォームを使えば、自力でシステム開発をせずともオンライン講座を開設できます。こうした“フリーライド”の考え方を体系的にまとめることで、まだフリーライド効果をよく知らない人に教えてあげたいと思い、今回のランキングを作成したのです。

1-3. 動機

ぼくの個人的な動機としては、「どうせやるなら効率的に成果を出したい」というのが一番大きいです。

また、自分と同じように「初期投資をあまりかけずに新しいビジネスを立ち上げたい」「リスクを抑えながら安定した収益源を作りたい」と考えている人たちに対して、フリーライド効果が大きな武器になると考えています。

昔ながらの“根性論”や“努力至上主義”は、いまのビジネス環境では必ずしも最適ではありません。むしろ「うまく既存の波に乗る」「他の成功事例に素直に乗っかる」というほうが、結果的に多くの人を幸せにできる可能性が高いのではないでしょうか。そんな思いが、このポストの背景にあります。


第2章:フリーライド効果ランキングが解決する課題とメリット

2-1. 「自分には資金も技術もない」という不安を解消

ビジネスを始めたいけれど、大きな資金や特殊な技術がないために躊躇している人は少なくありません。ぼくが挙げた10個の分野は、すでに他者や企業が築き上げてきた“波”があり、そこに上手に乗るだけで比較的簡単に成果を得られるチャンスがあるものです。

もちろん、競合は多いかもしれませんが、そのぶん市場自体が盛り上がっているので参入余地も大きいと考えられます。

2-2. 「どこに注目すればいいかわからない」という悩みを解決

世の中には新しい技術やビジネスモデルが次々と登場するため、つねにアンテナを張っていないと「あれ? 気づいたらブームが終わっていた」となることもあります。

ランキング形式にすることで、直近のトレンドを一目で把握できるようにしました。さらに、フリーライド度の評価を付けることで「どれくらい少ない労力で成果を狙えそうか」をざっくり判断できるようにしています。

2-3. 小さく始めて大きく育てるヒント

いきなり大きな事業を始めるにはリスクが伴いますが、フリーライド効果を活用すれば、まずは小さな投資や実験で成果を検証しながら拡大していくことができます。

たとえば、「まずはNFTを試作してSNSで反応を見てみる」「ノーコードツールを活用して社内向けアプリを作ってみる」など、少額・小規模で始められるのが魅力です。

2-4. 最新の波に乗ることで“先行者利益”を得やすい

特にAI関連やメタバースなどの成長分野では、まだまだ黎明期であるがゆえに、大手企業が本格的に参入しきっていない領域が残っています。そういうタイミングだからこそ、個人や小規模のチームでも先行者利益を得やすいのが大きなメリットです。

もちろん、早すぎる時期に参入して市場が成熟しないまま撤退するリスクもゼロではありませんが、フリーライド度が高い分、初期投資が少なく抑えられるので、リスクを最小限にとどめられるでしょう。


第3章:フリーライド効果を最大化する行動プラン

ここでは、ランキングに挙げた10の分野すべてに共通する行動プランを解説します。具体的に何から始めればいいのか、どのように進めていくべきかを理解すれば、一人でも気軽にチャレンジできるでしょう。

3-1. まずは興味のある分野を1~2個選ぶ

複数の分野に同時に手を出すと、資源(時間やお金)を分散させすぎてしまい、どれも中途半端になりがちです。

たとえば「NFTやブロックチェーンには興味があるけど、メタバースはイメージが湧きづらい」と感じるなら、まずはNFTを選ぶほうが賢明です。自分の性格や趣味、得意分野を考慮しながら、直感的に「面白そうだな」と思える分野を選ぶのが長続きのコツです。

3-2. 既存プラットフォームの研究・活用

フリーライド効果を活かすうえで大事なのは、「自前でゼロから作ろうとしないこと」です。たとえば、クラウドファンディングを活用するならCAMPFIREやMakuakeなどの有名サイトを使うのが手堅いですし、オンライン教育ならUdemyやTeachableなどがすでに有力な集客力を持っています。

自力でプラットフォームを構築するとなると、集客や開発に大きな手間がかかりますが、既存のプラットフォームを使えばその分のコストを大幅に節約できます。

3-3. 小さくテストしながらノウハウを蓄積

多額の資金を投入する前に、小さな実験を重ねてノウハウを得ることが大切です。たとえば、NFTなら少数限定でコレクションを発行し、どれほどの反応があるかをSNSで試してみる。

サブスクリプションビジネスなら、身近なコミュニティやSNSフォロワーだけを対象にβ版を提供し、フィードバックをもらう。そうすることで、いざ拡大するときに大きな失敗を避けられます。

3-4. 周辺ニーズを探して差別化する

フリーライド効果の肝は、あくまで「すでに人気のある本流に便乗する」ことですが、同時にライバルも多いのが現実です。そこで大事なのが、“周辺ニーズ”に注目して差別化を図ること。

たとえば、メタバース業界そのものはライバルが多くても、「メタバース内でのイベント企画専門」「メタバースとSNSを連携させた広告運用サポート」といったニッチな領域なら、比較的競合が少ないかもしれません。


第4章:ぼく自身の体験談と思考プロセス

4-1. X運用コンサル✖️ノーコードサイトでのフリーライド成功例

ぼくは以前、Xでのコンサル付きオンライン講座を販売しようと思い立ち、最初は自作のウェブサイトを立ち上げようと考えました。先ほどのランキングで言うと2位の『SNS』と7位『ノーコード』の掛け算です。

ところが、サイトのデザインから決済システムの導入まで、想像以上に手間とお金がかかることがわかったんです。そこで方向転換して、UTAGEというプラットフォームを利用することにしました。

UTAGEは、日本国内で開発されたオンライン講座の作成・運営プラットフォームです。教育やノウハウ共有に特化しており、スキルや知識を持つ人が簡単に講座を開設して販売できる環境を提供しています。

UTAGEについて(1) ノーコードで講座作成が可能
UTAGEは、プログラミングスキルが不要で、直感的な操作だけでオンライン講座を作成できます。管理画面で講座のカリキュラムやレッスンを追加し、テキストや動画をアップロードするだけで講座ページを完成させられます。

UTAGEについて(2) 決済機能が内蔵
UTAGEでは、受講者が講座を購入する際の決済機能がプラットフォーム内に組み込まれています。クレジットカード決済やサブスクリプション型の支払いにも対応しており、受講料の回収が簡単に行えます。

UTAGEについて(3) 多彩なコンテンツ形式に対応
UTAGEでは、以下の形式でコンテンツを提供できます:
• 動画
• テキスト
• PDFや資料のダウンロード
• クイズやテスト形式の学習

これで学習提供のインフラが一気に揃ったことで自社サービスを容易に展開することができました。また、Xのコンサルは、Twitterの頃からミニコンサルを行っていたので準備は整っていましたのでかなりうまくいきました。

サービスは定額制ゆえ、売上はLTVによる理論値ですが、累計4,000万円着地予想です。このように、時流に乗ると小さな力で大きな結果を出すことができます。

4-2. 思考プロセス:「自分の好き」「世の中の流れ」「差別化」の3点セット

これらの体験から得られた学びは、フリーライド効果を狙う際には以下の3つのポイントを常に意識することです。
1. 自分が本気で好きになれる・面白いと思えるか
興味がまったく持てない分野だと、トレンドが去った時点で飽きてしまう可能性が高いからです。
2. 世の中の流れが本物か、一過性で終わらないか
短期間のブームだけを狙うのはアリですが、あまりにも一瞬で消えそうなネタには大きく投資しないほうがいいです。
3. どうやって差別化するか
単に波に乗るだけではライバルと同じになってしまうので、周辺ニーズや独自の切り口を見つけて一歩抜け出す戦略を考えます。


第5章:最新のニュースやデータを活用する

5-1. AIツールの導入が加速する2025年

近年、生成AIの進歩が目覚ましく、「ChatGPT」などを活用した業務効率化が急激に普及しています。

1. ベネッセホールディングス:
グループ社員向けに「BenesseGPT」と名付けられたAIチャットシステムを導入し、業務効率化や商品開発に向けた技術活用の検証を行っています。
2. サイバーエージェント:
デジタル広告のオペレーションにChatGPTを活用し、作業時間の削減を目指しています。
3. パナソニックコネクト:
国内の社員に対してChatGPTを活用した「ConnectAI」を開発・導入し、コーディングやアンケート結果分析の時間削減に成功しています。
4. GMOペパボ:
EC関連サービスにおいて、ChatGPTと連携し、SNS集客に利用できるPR文や商品説明文を自動生成する機能を提供しています。
5. 大和証券:
情報収集のサポートや資料作成の時間短縮を目的に、セキュアな環境下でChatGPTを導入しています。

認知率と利用率の推移

野村総合研究所(NRI)の調査によれば、ChatGPTの認知率は2023年6月の68.8%から2024年9月には72.2%へと増加しました。同様に、利用率も15.4%から20.4%へと上昇しています。

性別・年代別の動向

男性: 認知率は77.6%、利用率は26.9%と高い水準を維持していますが、若年層(20代、30代)では頭打ちの傾向が見られます。
女性: 認知率は66.7%、利用率は13.8%で、特に20代(61.4%→72.0%)と30代(56.4%→74.7%)で大幅な伸びを示しています。

2025年時点では、大小さまざまな企業がAIツールを使いこなせる人材やコンサルティングサービスを求めると想定されます。

つまり、「AI関連事業」へのフリーライドはまだまだ有効だとぼくは考えています。

5-2. SDGs関連への追い風

サステナビリティやエシカル消費といったSDGs関連の取り組みは、世界各国で公的支援や補助金が拡充される動きが出ています。

2024年から2025年にかけて、日本政府や自治体も補助金制度をさらに拡充する見込みが高いです。特に廃材を活用した製品開発や、地域コミュニティを巻き込んだ環境保護プロジェクトは、支援を受けやすいジャンルとなっています。これもフリーライド効果が得られる好例といえるでしょう。

5-3. ショート動画市場の急成長

TikTokやYouTube Shortsの利用者数増加により、ショート動画は世界的に巨大なマーケットになっています。

調査会社Mordor Intelligenceのレポートによれば、世界のショート動画市場規模は、2024年に約19.9億ドル(約2,900億円)と推定され、2029年までに約31.7億ドル(約4,600億円)に達すると予測されています。

これは、2024年から2029年の年平均成長率(CAGR)が約9.8%であることを示しています。

さらに、マーケターの93%が、ショート動画が顧客獲得に効果的であると認識しています。短い動画は視聴者の注意を引きやすく、特に90秒未満の動画は視聴完了率が50%に達することが報告されています。

SNSマーケティング・SNS代行をする人にとっては、大いにフリーライドできる波が続くのではないでしょうか。


第6章:読者が具体的に行動するためのステップ

ここでは、具体的に「よし、じゃあ動いてみよう」と思った人向けに、アクションプランをいくつか提案します。
1. 情報収集から始める
• 自分が興味を持ったフリーライド分野の最新情報を集める。ニュース記事や海外の事例、YouTube動画などをチェックして、全体像を把握する。
• Twitter(X)などでキーワード検索し、最先端のトレンドを追う。
2. 小さなテストプロジェクトを立ち上げる
• 例えば、NFTなら最初は少数限定で発行してみる。ノーコードなら既存の無料プランから使ってみる。サブスク型ビジネスなら限定的なコミュニティを作ってみる。
• 実際にやってみることで分かることがたくさんあるので、失敗を恐れず試す。
3. 必要があればスキルを外注・協業する
• コードが書けないならノーコードツールやプログラマーの外注を考える。デザインが苦手ならクラウドソーシングで依頼する。
• フリーライド効果のポイントは、「得意な部分に集中し、苦手な部分はリソースを借りる」という柔軟性にある。
4. フィードバックを積極的に集める
• SNSやコミュニティで意見をもらいながら改善していく。
• どの層にどのような価値を提供できるか明確にするために、ユーザーの声をしっかり拾う。
5. 拡大のタイミングを見極める
• 小規模テストで手応えを感じたら、広告運用や広報戦略を強化し、ビジネスを拡大していく。
• 競合や市場の動向をウォッチし、早めに差別化策を打ち出す。


第7章:よくある質問と対策

7-1. Q. どれを選んだらいいか分からない場合は?

A. まずは興味のあるものを直感で選ぶのがおすすめです。無理やり流行に乗っても続かない可能性が高いからです。また、あらゆるトレンドに精通する必要はありません。自分が取り組めそうなものから始めれば十分です。

例えば、ぼくならショート動画はトレンドですが利用しません。

理由は、競合が強すぎることで制作コストが高くつくからです。これは自分で編集を行った場合にも、時給から考えると費用対効果が悪く、さらに外注するにしてもかなり単価が高くつきます。

7-2. Q. 大きな投資が必要な分野はどうする?

A. どの分野でも、小さく始める方法は必ずあります。

たとえば、ブロックチェーン関連でも、最初から大規模プロジェクトに参加するのではなく、小さなコレクションのNFTを作るだけなら比較的低コストです。クラウドファンディングなら、目標金額を低めに設定して実験的に挑戦するという選択肢もあります。

7-3. Q. 周辺ビジネスを考えるメリットは?

A. 周辺ビジネスは競合が少ない可能性が高く、かつ本流の市場が盛り上がれば自動的に恩恵を受けやすいです。

例えば、メタバース内の3Dモデルを作成するサービスや、VRイベント企画の代行など、専門性のある領域は参入障壁がある反面、安定した需要が見込めることが多いです。


まとめ

ここまで、「2025年:フリーライド効果ランキング TOP 10」の内容を深掘りしてきましたが、ぼくが一番伝えたいのは、「自分の力だけで全てをやろうとしなくていい」ということです。

既にある仕組みやブームに上手に乗っかる“フリーライド”こそ、この変化の早い時代をしたたかに生き抜くための有効な戦略だと考えています。

• 少ないリソースで成果を得られるのがフリーライド効果の魅力
• 既存のプラットフォームや流行を活用することで、初期コストやリスクを抑えられる
• 波が大きいほどライバルも増えるが、その分成功のチャンスも多い
• 成功の鍵は「自分が興味を持てる分野」「時代の流れ」「差別化」の3点をそろえること
• 小さく始め、フィードバックを得ながら拡大していくことで失敗リスクを最小化

昔から「でっかい魚はでっかい波に乗ってくる」と言われるように、ビジネスの世界でも大波を捕まえる人が大きく成長していきます。フリーライド効果を活用することで、個人でも大企業に負けないインパクトを生み出せる可能性があるのです。

たとえ一人であっても、この時代をうまく活用すれば、大きな成果を狙うことは十分に可能だとぼくは確信しています。

みなさんもぜひ、今回のランキングや行動プランを参考にして、自分に合った波を探してみてください。実際に動いてみると、意外と「こんなに楽でいいの?」と思うような形で成果が出るかもしれません。それがフリーライド効果の醍醐味です。

新しい波を探すときには怖さもあると思いますが、失敗したっていいじゃないですか。小さく始めてみれば、失敗してもリカバリーは効きますし、その経験が次のフリーライドにつながります。

ぜひ勇気を出して、一歩を踏み出してみてください。ぼくも次の大波を探しつつ、みなさんと一緒にフリーライド効果を楽しんでいきたいと思います。

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