楽して儲かる「設計」のポイント
楽で儲かるビジネスを作るには「設計」が重要で、売上最大化よりも時給最大化にフォーカスするのがポイント。これは、お客さんは満足するけど、自分の稼働時間は減るようにサービスを少しずつ改善していくと実現可能。いろいろテストすると実はいろんなサービスで時短可能。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) January 3, 2025
はじめに
今回は「楽で儲かるビジネス」をつくるために欠かせない“設計”の大切さについて深掘りしてみます。売上をただ追いかけるのではなく、いかに時給を最大化できるかがポイントです。
お客さんは満足してくれるのに、こちらの稼働時間はどんどん減っていく。そんな理想的なサービスをどうやって実現するのか。ここでは、ぼくが実践してきた内容を踏まえながら、説得力のある形で紹介していきます。
売上最大化より「時給最大化」を狙う
ビジネスを語るとき、多くの人が「売上を最大化しよう」と考えがちです。もちろん売上を伸ばすこと自体は悪いことではありません。ただ、売上が増えるほど比例して手間やコストがかさんだり、サービス品質を維持するための稼働が増えすぎてしまうケースもあります。
そこで重要なのが「時給最大化」という考え方です。つまり「同じ時間内で、いかに効率よく利益を生み出すか」を最優先に設計するわけですね。これによって、必要以上に働きすぎずに済み、精神的にも身体的にも余裕を保ちながらビジネスを回せるようになります。
設計が適当だとハードワークしても儲からない
「時給最大化」を狙ううえで、肝になるのがサービスや商品をどう“設計”するかです。ここでいう設計とは、サービス提供の流れや価格設定、サポート体制など、あらゆる要素を仕組み化して整理することを指します。
しかし、この設計が適当だと、どれだけハードワークしても思ったほど儲からないという状況に陥りがちです。忙しいのに利益が伸びないのは、サービスの流れが無駄に複雑だったり、作業のほとんどを自分で抱えこんでいたりと、改善の余地が多く残されている可能性が高いからです。
たとえば、問い合わせ対応の窓口を一本化していなかったり、FAQを整備していなかったりすると、それだけで一日に何件ものメールや電話対応に追われますよね。結果的に、肝心のサービスそのものに手をかける余裕がなくなるという悪循環に陥ります。
「仕事は頑張っているのに、いっこうに利益が増えない……」という状態を避けるためにも、まずはサービスの設計を見直す必要があります。
顧客満足と自己稼働の最適化
時給最大化というと「お客さんの満足度が下がるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。でも実際は、顧客満足を高めつつ、自分の稼働時間を最小化する工夫は十分可能です。
ぼくの事例を挙げると、ただのコンサルにすると質問の質が低いことでたくさんの時間が必要となりますが、先に教材と定期配信コンテンツを提供しておくことで基礎力がアップ。そこかや質問されるのでたった30〜60分でも内容はグッと濃くなります。
ユーザーにとってはすぐに疑問が解決できるメリットがあるし、ぼくは定期配信コンテンツのおかげて、同じ質問に何度も答える手間が省けるわけです。結果的に、ユーザーとぼくのどちらにとっても満足度が高まる形になっています。
少しずつ改善していくアプローチ
理想の設計を一気に完成させるのは難しいです。むしろ、小さなテストを繰り返しながら「どこを削ればいいのか」「どこを自動化できるのか」を見つけていくほうが現実的です。ぼくが意識しているステップは以下のとおりです。
1. 最小限の機能でまずはスタート
完璧に仕上げようとせず、最低限の形でサービスを提供してみます。ユーザーに実際使ってもらい、早めにフィードバックを集めるためです。
2. 顧客満足のツボを探る
どんな質問や要望が多いかを分析し、顧客が本当に求めている機能やサポートは何なのかを洗い出します。
3. 稼働を減らす工夫
同じ質問が多いなら定期配信コンテンツで情報をシェアする、単純作業が多いなら外注やツールを使うなど、作業負担をどんどん減らす方向に舵を切ります。
4. 改善サイクルを回す
小さな変更を加えてはテストし、効果を測定する。これを繰り返すことで、サービスはどんどん洗練されていきます。
サービスを提供しながら「自分の労働時間を削るための改善点はどこか」を常に探すことが、結果として時給最大化につながるのです。
いろいろな業種で「時短」は可能
ぼくはオンライン完結型のビジネスが多いですが、コンサルやカウンセリングなどでも時短の余地は十分あります。
例えば、セッションを録画しておき、参加者がいつでも振り返れる環境をつくる。すると、同じ説明を何度もする必要が減り、日々のサポート時間が大幅にカットできます。
さらに物販系のビジネスでも、在庫管理や発送を外注するなど、やり方次第で稼働時間をかなり削れるはずです。すべてを自分でこなすのが当たり前だと思わず、仕組み化や外注化できる部分はどんどん手放していくことが大切だと感じています。
まとめ:設計をしっかり行うことで「楽して儲かる」世界へ
楽して儲かるビジネスをつくるカギは、何といっても「設計」の見直しにあります。
サービスの流れやサポート体制をきちんと組み立てることで、お客さんに満足してもらいながら、自分自身の働き方を最適化できるからです。
• 売上最大化より時給最大化を目指す
• 適当な設計はハードワークを招き、利益を阻む
• 顧客満足と自己稼働の最適化は両立可能
• 小さく試して改善を重ねる
• どんな業種でも時短は実現できる
しっかり設計していけば、少ない労力でしっかり利益を出せる仕組みができあがりますし、ビジネスを大きくする余裕も生まれてきます。
もし「働いても働いても儲からない」「サービスに手間がかかりすぎて疲れる」と感じるなら、まずは設計の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
ぼく自身、これまで数多くの試行錯誤を重ねてきましたが、時給最大化の意識をもって取り組むようになってからは、心身ともに楽になり、ビジネスを成長させやすくなりました。
ぜひ一度、「楽して儲かる」ための設計を真剣に考えてみてください。しっかりとデザインされたサービスは、結果的にお客さんにとっても高い価値を提供できるようになります。設計の質が、ビジネスの未来を大きく左右するといっても過言ではありません。
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