人生の主導権を取り戻せ
はじめに
ぼくが先日投稿した「お金がないことより、人生の主導権を会社に握られてることが問題。出勤したら組織に絶対服従。その時間は死んでいるような気分だった。そりゃ前向きにもなれないし、意欲的にもなれるわけない。昇進や売上アップなどの刺激では一時的な誤魔化にしかならない。
自分のビジネスは各々持ってる方が良い」というメッセージには、会社員時代の息苦しさをどうしても払拭できなかったぼく自身の思いがあります。ここでは、その思いの背景や、読者のみなさんが具体的に行動するためのヒントを掘り下げてみたいと思います。
なぜこのポストをしたのか
まずは、このポストをした経緯についてお話しします。ぼくは会社員として働いていた頃、朝起きて会社に出勤し、組織のルールや上司の意向に合わせて行動する毎日に、どうしても「自分の人生を生きている実感」が持てませんでした。
• 主導権がない不自由さ
「この時間帯は上司の顔色をうかがわないといけない」「休憩に入る時間も自由じゃない」といった制約の積み重ねに息苦しさを感じていました。自分の判断で動けないまま、ただ会社の方針に合わせるだけだと、まるで“死んでいる”ような感覚になることもありました。
• お金よりも大事なこと
もちろんお給料をいただけるのはありがたいことです。でも、その対価として自分の生活リズムや行動の自由を犠牲にしている、という気持ちが拭えなかったんです。結果、「お金も大事だけど、それ以上に自分の人生の舵取りができていないことの方が問題だ」という思いに至りました。
この投稿には「会社を辞めて起業する」という一点張りを推奨したい意図はありません。しかし、「自分の人生のハンドルを誰が握っているのか」を一度ちゃんと考えてほしい、という気持ちから発信しています。
会社に支配されていると感じると起こる問題
1. モチベーションの低下
出勤してから退勤するまでの時間が「強制」だと感じると、モチベーションも下がりやすいです。仕事は本来やりがいや目標を感じるからこそ頑張れるのに、ただ義務だからという理由で続けると、心のエネルギーはどんどん削がれていきます。
2. 自己肯定感の低下
自分の意見が尊重されない環境下にいると、いつの間にか「自分は無力だ」と思い込むようにもなりがちです。たとえば上司に意見を言っても、「そんなこと考えなくていいから指示どおりやって」と切り捨てられることを繰り返すうちに、自分の意見や存在意義そのものに自信が持てなくなってしまうんですよね。
3. 目標が会社の都合に左右される
会社組織のなかで働いていると、いつの間にか「自分のゴール」が「会社のゴール」にすり替わってしまうことがあります。本来は自分が何をしたいかを明確にすべきなのに、昇進や売上アップといった会社内での指標にやりがいを求めてしまう。これは一見前向きに見えますが、根本的な解決策にはならず、むしろ「会社にとって都合のよい働き手」に留まってしまう危険性があります。
なぜ「自分のビジネス」を持つことがいいのか
ぼくが「自分のビジネスは各々持っている方が良い」と思う理由は、大きく分けて次の三つです。
1. 意思決定の自由が手に入る
自分の事業であれば、どんな商品を扱うか、どの市場を狙うか、どんな働き方をするかを自分で決められます。もちろん責任もついて回りますが、その分「自分で人生をコントロールしている」という充実感が得やすいです。
2. 時間の使い方を自分で決められる
ぼくは会社員時代、「なんで朝の出勤時間だけで生活全体をコントロールされるんだろう」とよく思っていました。自分のビジネスを持てば、ある程度自分のペースで働けます。朝型であれば早起きして仕事する、夜型であれば夜に集中して作業する、といった柔軟性は会社組織では難しい面があります。
3. 成果が直接自分に返ってくる
会社員の場合、いくら売上に貢献しても自分の給料はほぼ固定ということが多いですよね。しかし自分のビジネスであれば、努力が結果に直結しやすい。もちろんその分リスクは伴いますが、「頑張れば頑張るだけリターンも得られる」という点が大きなモチベーションになります。
ポスト内容が解決してくれる読者の課題
この投稿が読者のみなさんの何を解決してくれるのかというと、まずは「自分の人生における主導権を取り戻す」ヒントになります。
• 「仕事=生きること」になっていないか?
会社での仕事は生活費を稼ぐ手段であって、人生の目的そのものではありません。もしその境界があいまいになってしまうと、会社の指示が自分の人生を支配するようになり、いつのまにか不満やストレスばかりが残ってしまいます。
• 主体的に生きるという選択肢
「会社員だから主導権を持てない」という決めつけは間違いです。副業やフリーランス、起業など、今の世の中にはさまざまな働き方があります。組織に所属しつつも、自分の仕事を同時並行で進める人が増えているのも事実です。まずは“小さく”始めてみるといいかもしれません。
読者が具体的に行動するためのヒント
1. 自分が本当にやりたくないことをリストアップする
やりたいことをやろう!というアドバイスは多くありますが、現実主義者で36のおっさんのぼくにはそんな楽観的なこと言えません。大抵は、夢想ですし。
なので、個人的には「やりたくないことをやらない」生活を実現するのが最も幸福度が高く、そして快適な人生を送れると思ってます。
社長になったらやりたくないことをやるものでしょ、と意見されることもありますが、今やオンラインアシスタントとAIがたいていの嫌なことを処理してくれます。おかげで週10時間程度の稼働でラフに生きてます。
ぼくが契約してるアシスタント会社はこちら。月27,500円〜
2. スモールスタートで副業に挑戦してみる
いきなり起業して会社を辞めるのが怖いという人は、副業から始めてみる手もあります。毎月数万円でもいいので、自分の力だけで稼ぐ経験を積むと、自信と視野がぐっと広がります。
• オンラインショップを開設する
• ココナラやクラウドワークスでスキルを提供する
• ちょっとした勉強会を開いてみる
いまは低コストで始められるサービスも充実しているので、リスクは意外に少ないんです。
3. 時間の管理を徹底する
副業や起業をするなら、時間をうまく使わなければ本業との両立が難しくなります。そこでおすすめなのが「タスクを細分化して管理する」方法。
• 30分単位でスケジュールを切ってみる
• 通勤時間や休憩時間をうまく活用する
• 家族や周囲の理解を得る
小さな隙間時間にコツコツ積み重ねることで、自分のビジネスを着実に育てることができます。
4. 同じ志向のコミュニティに参加する
起業や副業に興味のある人たちが集まるコミュニティで情報交換をするのも大きな刺激になります。SNSやオンラインサロンを探せば、共通の目的を持つ仲間は意外と見つかります。孤独に作業しているとモチベーションが続かないこともありますが、仲間がいれば励まされるし、情報やノウハウを教え合うこともできます。
ぼく自身の体験談や思考プロセス
ぼくが最初に「自分のビジネスを持ちたい」と思ったのは、警察学校を出た時でした。大学卒業して4月に入校して、そのまま精神的に不安定になり退校することになりました。そして、フリーター生活を送る中でネットビジネスで生計を立てている人を知って、現実味が増したわけです。
当時のことはエッセイ記事にも書いてるのでぜひ読んでください。
まとめ
「お金がない」ことよりも、「自分の人生の主導権を握られている」ことのほうがよほど大きな問題だ、とぼくは感じています。会社員という立場そのものが悪いわけではありません。
でも、組織や上司に絶対服従しないといけない働き方ばかりを選んでいると、どうしても人生のハンドルを自分で握っているとは言いにくいですよね。昇進や社内評価などの刺激は一時的な満足をもたらしますが、根本的には“自分の人生を生きている”という実感にはつながりにくいでしょう。
だからこそ、「自分のビジネスを持つ」という選択肢を検討する価値は十分あります。副業から始めるにしても、いきなり起業するにしても、自分自身で決めたルールのもとに仕事を進める解放感は、体験してみないとわからないほど大きいです。
もし「会社に主導権を握られている……」と感じているのなら、一度、自分のビジネスを小さくでも始めてみてはいかがでしょうか。ぼくはその一歩が、人生の主導権を取り戻す大きな転機になると考えています。
関連記事