<Vol.25>誰でもよいは、誰でもない!
個人的にも非常に悩ましい問題ではあるのですが、「絞る」という行程です。
みんなすべてのお客さんを取り込みたいから、あらゆるお客さんを取り込めるような仕様に仕上げたいと思うのですが、それが逆に中途半端になってしまって、結局どうしたいんだっけ?となってしまうことはよくあると思います。
当然、自分もそのようなことはよくあることなのですが、
今、私の会社にいる外国人人材においては、自分がイメージしてきたような、いや、それ以上のメンバーが多く集まってきたように感じています。
自分がイメージしたものに近づいていくのだな、ということは身をもって感じています。
逆に言うとイメージしてないものにはならない。
ということも言えるのです。
外国人留学生事業を始めたころに、偶然にもいいメンバーが最初からいたので割とそういうポジティブな方向に走っていったようにも思いますが、私のイメージ主導というよりは、外国人メンバーのイメージがそのまま繋がったように感じます。
私はある時期は、とにかく外国の方なら誰でもよいので集まってほしいと募集をかけていることもあったのですが、実質集まってくれる方はとても少ないですし、集まってくれる方の多くは自分が想像していた人材とは大きくかけ離れていました。
また、せっかくいい人材が集まっているのに、
全くイメージしていない方々が集まってくると、
今度は今までいた人がどんどん出て行ってしまうことになりました。
そんな、こんなを経験したうえで、
今、自分がしていることは紹介制度にしています。
基本的に一見さんは参加できませんし、広く募集することもほぼありません。
そうやって、今の仲間との絆も深まっているし、紹介してくれる仲間も自分が信頼できる人を紹介する関係になっています。
現在、とある観光プロジェクトの企画を詰めている最中ですが、
我々は「どんな人にそこに来てもらいたいのか?」という問いがいつも頭を巡らせています。
正直、誰にでも来てもらいたいのです!多くの人に来てもらいたいのです。
が、「誰にでもは、誰にもならない」のだと思います。
そんなことをたまたま入ったカフェでランチしながら、周りにいるお客さんをみて、
・ここはこんな雰囲気のカフェだから、女性同士のお客さんが多いのだな
・隣の定食屋は、あんな雰囲気だからおじさんサラリーマンが多いんだな
とか、考えていると、
どんな人に来てもらいたいのか?
というのは集客も採用もすべて同じなのだと思います。