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≪Vol.117≫上下関係の難しさ

おそらくですが、
上下関係というのは毎年毎年変化していて、
その変化は「上」の立場の人から見ると、
「下」のやつは何をやってんだ!
という風に変わってきているのではないかと思います。

日本ならでは(東アジアならでは)の上下関係が、特に外国人にはなかなかなじめない。。というか「なぜそんなことをするのか意味がわからない」という疑問があり、難しい問題ではあります。

正直、日本人も「なんで」って言われたら、
「先輩の方が偉いから」
「昔からそうだから/自分もそうだったから」
「これが学び(スキルアップ)に繋がるんだ」
など、いろいろ意見はあると思いますが、
日本人も「この上下関係めんどくせぇ」って思っていた人もほとんどだと思いますし、実は「上」の人も「日本の上下関係めんどくせぇ」って思っている人も結構いるんじゃないかと思います。
「もういいよ、そういうの。」っていう上の方も結構いるように思います。

ちなみに僕は41歳で、野球部だったこともあり、
結構、上下関係で育ってきているように思います。
でも、大学のサークルぐらいになると、野球部出身の人もいれば、小・中くらいでやっていた人もいたりで、上下関係もだいぶ穏やかになっていたのですが、僕のような体育会系のタイプの人間は、後輩が野球用具を持って帰ったり、運んだりするのが当たり前という考え方もあり、その当時からそれをやらない後輩がいると、「なんで後輩がやらないんだよ」と言っていたような記憶もあります。(ウザい、先輩です。)

もう、それは20年以上も前ですが、
毎年、毎年、上下関係なんて変わっていってんだろうし、
「上」の都合良いようなことを「上」の人が都合よく言っていたりもするんだろうと思います。

話は外国人のことに戻しますが、
やっぱりそういう日本の風習のような上下関係に悩まされていたりします。

例えば
「女性がお茶くみをしないといけない」とか、
「女性が社内の掃除をしないといけない」とか、
そういうのって、まだあるの!って思いきや、
実は昔ながらの文化が残っている日系企業だったらあったりするようです。

上の例は今だと極端な例に聞こえてしまいますが、
ちょっとした一言に対して、「何、そのルール」って思う人が多いようです。
日本人だったら「また上司が偉そうに!!」って腹立ちながらでも、上司が言っている意味は分かるのですが、
外国人の場合だと「何、そのルール」という風に、何のことだか全然わからなかったりするので、ちょうどよい対処方法がわからないことが多いようです。

今は野球界(名門大阪桐蔭高校の先輩後輩)でも、
こういう感じなので、もう時代は変わっているんだと思います。

今日も最後までありがとうございました!

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石川雄大 ~外国人と働く~
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