≪Vol.177≫イイも、悪いも、目立ってしまう
人事評価をする立場の人や、部下を持つ人の立場になると、
「平等に」ということを意識することも多いのではないかと思います。
もちろん人間なので、性格など合う合わないもあれば、好き嫌いがあったりするわけですが、それと評価は違うものにはなるので、気をつけているのではないかと思いますが、、、
やっぱり人間がやっていることになると、多かれ少なかれ「偏見(悪い意味ではなく)」は出てしまうのではないかと思います。
人の話ではないのですが、
例えば「お金」のことでも、
普段の生活だと節約しようと思って、少しでも割引きしているお店へ行ったり、10円でも安く売っているお店を遠くまで探して行ったりすると思います。
普段はそんな10円、100円のせめぎ合いをしているのに、
家とか、車とか、大きな買い物になると、10万、50万、100万とざっくりと「まあいいか」という感じで加算してしまったりします。
また以前、ニュースでもやっていましたが、
山口県の4630万円の誤送金問題があり、連日ニュースで取り上げられていましたが、
ある一部の人は「それも大事だけど、金額的には12兆円のコロナ予算の使途不明になったことの方が国としては大事だろう」みたいなニュースもありました。
ちょっと、前置きが長くなってしまったのですが、
これと同じように日本における「外国人」ってとても目立ってしまいます。
先日のハロウィンのニュースでも「渋谷で外国人がマナーを守りません!」って報道が多くありましたが、実際、渋谷にいる人間からすると、間違ってはいないけど、人数でだけで言うと圧倒的に「日本人」の方がマナーが悪い人がたくさんいます。
でもニュースでは、「外国人はマナーが悪くて」「日本人は翌日掃除をして、美化に努めている」みたいなことになっていたりします。
昨日、外国人メンバーと話していましたが、
メディアが報道するソレについては「母国でも同じですよ」といっていました。何かあると「外国人が悪くて、母国の人は悪くない」という報道はされがちだということでした。
逆の話で言うと、
「イイところ」も実は過剰に評価される場合があります。
少し日本語が出来ると、やたらと評価されたり、
その人の母国のこと(情報や言語など)なら何でも知っていて、何でも出来ると思ってしまったりします。
通訳でも翻訳でも、一般人でもプロ級に出来ると思ってしまったりします。
というように「イイも、悪いも、目立ってしまいます」
僕がお伝えしたいことは、
日本人が相手なら、それなりに正当な判断、評価が出来るのに、
外国人になったとたんに、正当な判断、評価が出来なくなってしまうことがよくあります。
同じ人間なので、冷静に評価することが出来れば、より良き関係が築けやすいのではないかと思っています。
とにかく「過剰」になると、そうじゃなかったときの「反動」で、評価が乱高下してしまうので、気をつけてほしいです。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました!