<Vol.24>ボランティアが集まらない
ボランティアを募集しましょう!
というような話はよくあると思うのですが、
なかなか簡単ではないと思います。
私はボランティアという方法をあまりとらないのですが、ボランティアがうまくいかない理由として、以下のようなことを考えている場合はなかなかうまくいかないのではないかと思います。
①予算がないからボランティアを募集しよう
②学生だから勉強になるだろう
③定年した人は時間もお金もあるだろう
私も人材を扱うビジネスをしているので、時折そのような話を聞くことがありますし、ボランティアで来てくれる人はいませんか?と言われることも度々あります。
普通に考えたら来てくれないと思って間違いないのではないかと思います。
少し紐解いていくと
①予算がないからボランティアを募集しよう
この場合で言うと、お金がないからボランティアを募集している。ということがボランティアさんに伝わってしまうので、非常にネガティブに感じられてしまいます。
また、お金がないからと言っても、あなたは利益を得ているのではないですか?と疑われてしまうようなことには、まず参加してもらえません。
②学生だから勉強になるだろう
この場合は「やらしてやっているんだ目線」が入っています。
本当は助けてほしいのに、
「こんな世間的にも注目されていることなんだから、それを出来るだけでも満足だろう。」という気持ちがあると、人はそんな態度なら手伝いたくもない!となってしまいます。
学生だから勉強になるだろう!という目線はNGです。
③定年した人は時間もお金もあるだろう
65歳の定年までに得た知識を活かして、老後も活動をしたいと思っている人はたくさんいると思いますが、そういう人は本当に自分を活かせるものに取組みたいと考えています。
お金があるとか、時間があるとか、そのようなターゲティングだけで助けてくれるだろうと思ったら、そううまくはいかないことになります。
詰まるところ「とても難しい」という結論なので、
人材を扱う私からのお願いとしたら、しっかり対価を払ってあげてください!という切なる願いがあるのですが、
精神論の話をすると、、、
というか成功するにはこれしかないと思いますが、
人が足りないほどのプロジェクトを遂行しようとしている人が、
心の底からそのプロジェクトを楽しんで、
プロジェクトに情熱を傾けているのか。
というところに人が動いていくのだと思います。
今はお金がないのだけど、このプロジェクトは絶対に成し遂げたいと思っていることがあれば、きっと助けてくれる人”ボランティア”は普通に集まってくれると思います。
※経験上
天災でも、人災でも、オリンピックでも、マラソンでも、
心が動くから、人も動くのだと思いますから、
例え、多くの人が知らないようなプロジェクトでも、
そういう人には、近くにいる人が必ず助けてくれる。
それがボランティアをしてもらうということではないかと思います。
予算がないからボランティアを募集しようと考えた方・・・
それうまくいきませんよ。