〈vol.1〉日本人も外国人も同じ!これが難しい
外国人と接するときにそれぞれの日本人が、外国人に対していろんな先入観を持っていると思います。日本人の都合の良い話で言うと、「日本人はマジメで外国人はマジメではない」。「日本人は礼儀が正しくて、外国人は礼儀正しくない」と思う人もたくさんいるように感じます。これはメディアの影響だったり、外国人に接している人の意見でネガティブな部分を見聞きしたりしたことが影響されていると思います。
そういう先入観をなくして実際に接してみると果たしてどうでしょうか?確かに日本のルールが分からなくて礼儀正しくない部分があったり、約束の時間になっても来ないというようなことは発生します。実際、海外に住んでいる人の話を聞いたりしても、日本みたいにちゃんと納期に荷物が届いたり、作業を終わらせてくれたりしないよ・・・なんてことはよく聞くと思いますが、日本人に目を向けてみても同様のことは多く発生しています。しかし同じように遅刻が発生したとしても外国人の場合には「やっぱり日本人とはルールが違う」と安易に思ってしまう人がたくさんいます。それは生まれてから、これまでの教育があるので仕方ないことですが、これから外国人の方々と接する上では絶対に持ち合わせてはいけない先入観です。日本人も外国人も人間ですから同じような感覚を持ち合わせています。少しでも外国人だから○○なんだ!という接し方をしたら、絶対にあなたの役に立つ仕事をしてくれなくなります。人間同士ですからこれは絶対です。100%です。
これまで私は何千人もの外国人留学生と接してきましたが、外国人だからということで日本生活で苦労していることはたくさん見てきました。しかし実際に心を開いて向き合ってみると決して日本人より悪い対応をする人など極わずかです。どちらかと言えばとても勤勉でまじめな性格の人が多いという結論に達しています。たまたまいい人にめぐり会ったのだろうと言われれば、そうでしょう!間違いありません。私はとてもラッキーなのでしょう。ただ一つだけ言えることは私はどの人に会っても必ず同じ気持ちで腹を割って向き合っています。日本語ができようが、できまいが、そんなことで人を計ったりしたことはありません。そういう思いがお互いの信頼関係に繋がっているのだと思います。
今後の記事で具体的な事例もたくさん挙げて外国人とどう向き合えばうまくいくのかをご紹介していきますが、まずはじめに日本人も外国人も同じように接することが大切ということを肝に銘じてもらえたらと思います。それだけで絶対にいい外国人とのめぐり逢いが増えます。間違いありません。絶対にあなたの仕事が順調に進むことに繋がります。