≪Vol.89≫これ食べますか?って言われても普通は食べないだろう!
信用って何だろう
芸能人のマネージャーをしているときに、地方ロケや地方営業に行くことがよくありました。
その時に「これは名産なので持って帰ってください」とか「このお弁当持って帰ってください」と言って、もらって帰ることもよくありました。
しかし次の仕事や予定の都合もあり
そのまま持って帰ることができないことも多々あるわけです。
そんな時に、帰りの電車や新幹線で、
偶然声をかけてくれた方に分けてあげたりすることもありました。
その時は何の違和感も持っていなかったのですが、
よく考えたら「知らない人から食べ物をもらって食べる」って、結構怖いことだよな。と思い返すわけです。
僕が担当していた人は有名人だったので、もらった人もその有名人からもらったと思っているから成立しているわけですが、
普通は「他人から食べ物もらう」って友達とか知り合いとかじゃないと、怖いよなぁと、今となっては思ったりします。
要するに「信用」が成せる技だなと思うわけです。
もし僕が知らない方に「これ名産だから食べてください」と言っても、
絶対に「いりません!」ってなるだろうし、もらったとしても
僕が見えなくなったら「捨てる」と思います。だって怖いでしょ。
「認知」と「信用」は違う
僕も勘違いしてしまったりするのですが、
今はSNSやらYouTubeやらで情報発信をしたり、
自分のプロフィールを全部出すことも多いので、
「知られる」機会は、昔に比べたら圧倒的に多くなっているように思います。
フォロワーが増えたり、チャンネル登録数が増えたりするので、
「認知」はその数に比例してされていくのだと思います。
でも、現実にいろんな人に
発信したり、イベントのお誘いしたり、いろんなトライを
してみて感じることは、
「認知」ほど「信用」を得ているわけではないと、すぐにわかります。
100人に「認知」されても、「信用」にまで辿り着くのは1人もいるかいないか。くらいなのかなと思ったりもします。
信用を得る方法→「僕は狭く、深く」
どんな目的を持っているのか?にもよるとは思うのですが、
僕の場合は「全世界、全国民」に知ってもらう必要がある仕事をしているわけではなく、今のところは「知ってもらいたい人に届けばよい」という商売かなと思っています。
なので、必要以上に広げる活動は必要ないかと思うのですが、
1発必中になるような丁寧な信用獲得が必要な商売だなと思っています。
なのでこれまでも「狭く、深く」の方法を取ってきたのですが、
それはそれで、一つの効果的な方法かなと思っています。
「信用」を獲得するためには以下の2つかなと思いました。
〇メディア等で注目されるような有名人になるか
〇必要な人に「狭く、深く」必要なアプローチをして少しずつ信用を得るか
今はYouTuberなど、一般人が大きな影響力を持てる時代になっているので、ついつい誰でもそうなれるのかな?と思ってしまうところですが、
実際は「プロ野球選手になる」くらいの高い壁だとは思います。
なので「認知」だけに頼ってしまうと、実は全然「信用」は積みあがっていなくて、大事な時に期待していたものが、期待外れになったりするのかなと、自分にも心配したりしております。
あまりメディアに踊らされずに、地道にやっていかないといけませんね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!