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≪Vol.109≫見破れる人と、見破れない人
欧米諸国だと「日本のような上下関係がない」という話は聞いたことがあると思うのですが、実際働いてみるとありませんでした。
僕がアメリカで初めて働いたときも、
人間としての上下関係はあるのですが、言葉や行動の上下関係が日本とは全然違っていました。
大学生のインターン生でも、部長を呼び捨てだし、
話している感じは友達のようでした。
それが慣れなくて、僕はいつまで経ってもWould you likeとか、sirとか言ってましたが。。。
上下関係が日本と同じような国(アジア)
今、外国人留学生と働いているのですが、
アジア国籍の留学生がたくさんいます。
アジア留学生、特に東アジアの場合だと、日本と似たような上下関係がある国が多いので、何となく雰囲気が似ています。
細かくみると、全然文化が違うので、
「なんで日本のことがわからないんだ!」って言う方も多いと思うのですが、上下関係の話だけで言うと似ているところがあります。
上下関係が似ていると、どうなるか?
「アピール方法が似てきます」
どういうことか?
「真面目にやっている」のと「さぼっている」のがわかりやすいです。
特に「さぼり方」が日本に似ているので、今、さぼっているのはバレているよ。という感じになります。
働いている方も、
上司や先輩が「どこを見ているのか」を意識しながら働いている感じがします。僕も同じアジア人なので、「今、まじめにやっている風に見せているな」というのがわかるし、さぼるときに「人の見えないところ」に行こうとします。これが似ている感じがします。
上下関係が日本と違う国(欧米)
逆に欧米出身の子たちは、
どちらかと言えば、必要なことはやるけど、必要ではないことはやらない。というような合理的な印象があります。
上下関係があまりないので、先輩や上司に対して、パフォーマンス的なアピールがあまりありません。
上司や先輩が職場に来ても、普段通りです。
そのときに仕事がなければ、休んでいるし、働いている風なことはしません。
自分が与えられた業務を必要な時に、必要なだけ実施する。
そんなイメージです。
日本人にはなかなか理解できないところでもあり、
「ちゃんとやれよ!」と思う人も多いと思います。
※文化の違いです
欧米人と向き合うときに大事なこと。
それは、業務をちゃんと決めることです。
「暗黙の了解」はなしです。
普通、日本人だったら、○○するよなぁ。
みたいなことを思ってしまうと、全然そんなことにはなりません。
ちゃんと決めてない、こちらが悪い。と思った方がスッキリします。
※でも業務範囲決めるのは難しいです。日本の働き方の場合
それぞれ文化が違うので、向き合い方を変えなければいけない。
外国人と働く人はそれは必要なことです。
僕も勉強中ですが、
「そっちが勝手に日本に来たんだから、日本に合わせろ!」
というようなことでは、簡単にコトは進んでいきませんので、
ご注意ください。
今日も最後までありがとうございました!
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