名字ってそんなに大事?~名前を変えたかったあの日~(前編)
結婚してもう半年は経過した我々夫婦。
自分の友人界隈では知っている人もいるが、結婚の際に奥さん側の名字に変えようとした。
しかし、自分の親から大反対。奥さん側に飛び火しそうだったため、泣く泣く諦めて、奥さんに名字を変えてもらった。
個人的な意見としては、最近話題に上がる夫婦別姓とかに関しては、正直どうでもいいと思ってる人間です。好きなようにすればいいと思ってる。だからこそ、自由に選択できたらいいんじゃないかとは思ってる。
こういう出来事があった今、『前編』ではこれまでの出来事や昔からの自分の考えを中心に。
『後編』では、夫婦別姓のメリットやデメリット・名前を変えさせることになった側の心情などを書いていこうと思ってます。
昔から名前にこだわりがなかった自分
いろいろ書くにあたって、知識や考えに偏り&偏見があっても嫌だなって思って、まず名字とは?ってところを調べた。
へー。別にこれは調べなくていいや (情報量多い…ww)。
ということで、これまでまずなにがあったかをまとめていく。
自分は昔から自分の名字に対してこだわりを持っていなかった。
代々なにかをやってきててとかだったら、興味はあっただろうし、自分の家の歴史とかもすごい調べたかもしれない。父親も自分も末っ子長男ではあるが、おじいちゃんは長男ではない。
いわゆる本家ではない。だったら、変えても構わないだろうという考えだった。
そういう考えもあり、高校生あたりから親に
「結婚したら、相手の名前に変えたりしてもいいでしょ?」といい、予めジャブみたいなものは打ってきてたはずだった。
親からしたら、本気で言ってると思ってなかったか婿入り限定だったのかは知らないが
「いいんじゃない?」と言っていたのをよく覚えている。
名前を大切にしている人や親・祖父母世代の方からしたら、『親からもらった名前を大切に思わないのか』とか『親への感謝はないのか』などと言われるのだろう。
そういう意見に対しては、否定はしない。いろんな考えやその考えに至るまでのバックボーンがそれぞれあるはずだから。
でも自分は昔から、あくまでも大切にすべき名前は下の名前だと思っていた。
名字は可変のもの。下の名前は不変的なものと考えていたからだ。
なぜなら、この日本という国に生まれて夫婦で生活する以上、どちらかの名字を名乗らなければいけないから、名字は可変性のもの。すなわち、変更したくなくても変更せざる得ないものだという認識がすでにあった。
女性側の名前に変わったくらいで家族関係が崩れるようであれば、最初からないも同じだと思っていた。
本質的に家族とはなにか。世の中的によっぽどのことがない限り、なぜ男性側の名字を選択させる風潮があるのかを昔から考えていた。
世の中の普通と伝統を重視したい親 vs 好きにしたい自分
結婚すると決めて、結局”佐々木”という名字でいくとなるまで、親とはずっと言い争いをしていた。
その原因を作ったのは紛れもなく自分だとわかっていたし、なんの予告もなしに「そいえば入籍しようと思ってるのと名字変えるつもりでいるから」と突発的に言ってしまい、感情論ではなく冷静に論理的な議論ができるような場にしなかったのは悪いと今でも思っています。
入籍をしたいと親に告げ、名字も変えたいと言ってから親に言われたことを簡単にまとめるとこうだ。
先ほども言ったように喧嘩にまで発展しまったのは、自分の軽率な発言のせいだとは思っている。
喧嘩になる前の段階では
『特に理由はないが、奥さん側の名字に変えたい』と言っていた。
理由はないとは言ったが、ずっと思ってきていたことはある。
なぜ世の中の普通にしたがって男性側の名字に変えさせて、カードや免許書の名前の変更といっためんどくさいことを女性にさせるのか。
子供を産むなどで、精神的にも肉体的にも負担を強いられてしまうのは女性。どう頑張っても代わってあげることができないのだから、自分が事務的なめんどくさいことを自分がしたいと思っていた。
最初からこう言っておけばよかった。
だけど、なんとなく世の中の常識的には~とか言われそうだったのと、前々からジャブは打ってたから大丈夫だろうと思って、軽率に"特に理由はない"と答えてしまった。
さらに、
『佐々木という名字に合うように思いを込めて下の名前を考えた』
という発言に対して
「女性は、名字変えなきゃいけないんでしょ? だったら、お姉ちゃんの名前は適当に考えたと捉えるけどいい?」
という火に油を注ぐ暴言を吐いてしまった。
ここはまじで反省。
性格悪くてすいません(笑)
自分の親は、まだ結婚ということに対して家と家同士という考えが強いタイプ。名前を重んじるのは当然だと思う。
夫婦別姓や名前の選択の自由が主張されてきている現代でも、法律で規制されてないとは言え、自分達の意思だけで勝手に入籍できない(しずらい)のも現実。
自分の両親に相手を紹介し、両親同士を会わせる仲介役を必然的に担わなければならない。
両親と自分の考えが違ければ、必ずぶつかり合うこともあるだろう。
もちろん、自分のパートナーとも。
人生で一度二度あるかどうかの”結婚・入籍”というライフイベント。
恥ずかしがらず、めんどくさがらず、丸投げせず、そのぶつかり合いにも真摯に向き合い、感情論だけの議論にならないようにしていくことをおすすめします。
夫婦関係を始め、いい関係性を築く大きな一歩になるから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?