仏壇に手を合わせ続けたら物音がなくなった話
友達との電話で、自分の話をしてそいえばと思ってまとめてみることにした。
移住して早5ヶ月を経過しようとしてる。
僕の家は、元々文房具屋を営んでいた大きな一軒家。
年1回しか帰ってこないことを聞いて、掃除して管理するので貸してくださいと直談判。
地方で空き家となるとボロくて改装しないと難しいところもあるのが普通だけど、この家はホコリや荷物がすごいだけで、個人的には問題なかった。
人によっては毛嫌いするだろうが、仏壇がしっかりあった。
でもそんなことも別に気にならなかった。
年1回しか帰ってこない家の掃除は本当に大変だった。
水拭きを3回してようやく足が黒くならなくなった。
それに広いからまだ生活スペースしか掃除できてないのが現状なんだけど(笑)
本題はここから。
住み始めた頃は、物音が凄かった。特に夜。
何かものが落ちたような音や階段を駆け上ってくる音。
怖くないかと聞かれると怖かったかもしれないけど、寝てしまえばこっちのものだからすぐ爆睡してたからそこまで気にはならなかった。
はてはて、どうしたものかなと思ったけど、入居した当初からずっとやったことがあった。
それは仏壇に手を合わせること。
特に朝、家を出る時。手を合わせ終わると元気よく「行ってきます!!」という。
たまに仏壇に話かけたりもしてた。
「最近忙しくなってきて〜」とか「コロナで予約なくなっちゃたよ」とか。
すると不思議なことに、物音がなくなっていた。
原因はよくわからないけど、とりあえず受け入れてもらえたかなって勝手に思った。
幽霊とかそういう実態のないものを考えるとキリがないから、あんまり考えないけど、先祖が何かしらの形でこの家を守っているって考えると、挨拶したり、受け入れてもらえるようにするのは当然なことかなっていう価値観が僕にはある。
相手が亡くなっていようがいまいが、挨拶はすべきだろう。
突然知らない人が住み始めたら、誰だって戸惑うでしょ?
それに亡くなった人の意志とかその地域に根付いてる伝統とかそういうのを重んじるのは個人的に好きで。
そういうのは守っていきたいんだよな。
とりあえず話をまとめると、地方に行って家探しして仏壇のある家に住むことになったら、とりあえず毎日手を合わせるといい。
そのほうが相手が安心するし、嬉しいはずだから。
誰にも忘れられてないんだって。
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