日記|プロ意識とは。
日本でも有数のお金持ちを父方に持つ、会社の上司から教わった「プロ意識」について。
その方のご両親は離婚していて、本人はあまり裕福ではない母方の家で育っています。休みの日になると父方の豪邸に遊びに行かせてもらい、いろいろなことを教わったそう。
その話の1つに「プロ意識」について、とても腑に落ちたものがあった。
お父様は、ある日、高級時計の本物をくれたらしい。誰もが知っているようなサラリーマンの年収の数倍もするような時計。
お父様も全く同じ時計を持っているけど、ただ一つ違う部分がある。
それは、「ニセモノ」だということ。
ニセモノとはいっても、同じ工場で作られており、製造番号がついているかついていないかの違いだけなので、人の目で見ても基本的にはわからない。
しかし、そのお父様はずっとニセモノの時計をつけ続けていた。でも、どんな場所に言っても、誰が見ても、そのお父様がニセモノを付けているなんて想像もしないし、疑いもしない。
誰もが、その人が付けている時計は本物だと思う。
しかし、息子さんが本物の時計を付けていても、「どこで買ったニセモノ?」と疑われてしまうという。
なぜ本物だと信じてもらえないのか、お父様に聞いたところ次のように教えられたらしい。
「俺がニセモノの時計を付けていても、誰が本物だと疑わない。ニセモノと言っても冗談だと思われる。でも、お前が本物の時計を見に付けいていても、誰もがニセモノだと疑う。
プロとは、本物とは、そういうことだ。
その時計を付けずとも、ニセモノの時計を付けていても、誰もが本物だと信じて疑わなくなったとき、お前はプロになる。
でも、最初は誰もがプロじゃない。
じゃあ、プロになるにはどうするか?
まずは、自分が自分のことをプロだと信じて疑わないことだ。お前がプロ化プロじゃないかはお前自信が決める。
他人からの評価はその後についてくる。
お前が自分のことをプロといえばプロになるし、アマチュアだといえば誰もがアマチュアだと認識する。
まずは、自分で自分をプロにしろ。」
プロ意識の本質を教えて頂いたような気がしました。
「勉強になったー!」と思っていただけて、ちょっとコーヒー1杯おごってもらえたら喜びます(笑)