2:和製元祖放置ゲー、極端に要素を排除した勇者の物語(あるいは神父の物語)【スマフォゲーム特選】
ゆこびんミニ企画「スマフォゲーム特選」第二回は、スマートフォンでないと成立しないタイプの放置ゲーをご紹介。
その名も「ゆけ!勇者」
簡素過ぎるほど簡素、単純明快、なのにゆるゆるとハマってしまう中毒性あり。スマートフォンというものの特性を活かした完成度の高い放置ゲーム。2010年にリリースされました。今では同じタイプの放置ゲームが数多くAppStoreに並んでいますが、それらのお手本になったと言える作品です。
プレイヤーができることはひとつだけ。
勇者に装備と持ち物をセットして洞窟(ダンジョン)にリリース(放つ!)
「ゆけ!勇者!」(」°ロ°)」
以上!!!
清々しい程に何もしない放置ゲー!‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››
ストーリー的なものさえありません。
あとは、勇者がダンジョンから戻ってくるのを待つだけ。
勇者はいろいろな戦利品を持って帰って来ます。その戦利品で勇者の装備を良くしていき…(エンドレス)
ダンジョンで何があったかはログから確認することができます。装備に見合わない強い敵がいるダンジョンに潜入した場合や単純に運が悪いと勇者は死んで帰って来ます。ちゃーちゃーちゃーん。(協会の音楽)
最初に「ゆけ!勇者」プレイしたのは2011年のこと。私がiPhoneを使い始めた年です。そして、この"何もしなさ"に驚きました。
アイテムも名前だけで絵もなし、ログはあるものの敵との遭遇も回復の泉も宝箱も全てはプレイヤーの想像力まかせ。演出過多なゲームが当たり前になっている時代にはとても新鮮でした。(ちなみに、一回目の冒険でいきなり勇者が死に全アイテムを失って帰って来たので、その後は勇者を裸でダンジョンに送り続ける羽目に。丸裸なので一番最初のダンジョンでもほぼ毎回死ぬという負のスパイラルにハマり、「たかがスマフォゲームなのに甘くない…( ;∀;)なんじゃこりゃ」と人生の難しさを思い知ったゆこびんです。シンプルな放置ゲーだからといってナメてはいけませんよ。)
時代と逆行するかのような簡素な作り。基本はテーブルビューだけです。
普段から肌身離さず持っているスマフォだからこその放置ゲームシステム。
少ない要素なのに、気がつくとゆるっとハマっている。
これも新しいゲームの形を示してくれた名作スマフォゲームアプリですね。
リリースから4年半以上経っていますが、定番ゲームアプリとして生き残っています。
● ゆけ!勇者 for iPhone iPad リニューアル版をAppStoreでチェック(iOS7.0以降)
● ゆけ!勇者 for iPhone iPad をAppStoreでチェック(iOS6以前)
● ゆけ!勇者 for Android をGoogle Playでチェック
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【おまけ】あるいは神父のゲーム
現在は放置ゲーが沢山出ていますが、そのなかでも昨年リリースされたちょっとブラックなゲームをひとつご紹介。勇者は脇役、教会の神父が主人公です。
神父のお仕事は死んだ勇者を生き返らせること!٩(ˊᗜˋ*)و しょわっ!
よくありがちなルーチンワーク放置ゲーですが、こちらのゲームの魅力は神父そのもの。ほんのりストーリー的なものがあるんですが…主人公の神父(つまり自分!)のクソっぷりがパないです!(笑)
● 神父「モンスター生産始めました」勇者「・・・」(育成・放置) for iPhone iPadをAppStoreでチェック
● 神父「モンスター生産始めました」勇者「・・・」(育成・放置) for AndroidをGoogle Playでチェック
※ちょっとアプリが不安定かもしれません。
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【「スマフォゲーム特選」企画とは】
メガネっ子女子大生小松パラ氏による「なつやすみ スマホゲーム夜話」企画にインスパイアされたミニ企画。
iPhone大好き、AndroidはでっかいモバイルSuica!が合言葉のゆこびんが、"スマフォならではのゲーム"に着眼し、名作オススメアプリを紹介していきます。
お中元の季節なので、冠にお中元と付いているがお中元の文化を良く知らないので本当に今がお中元の季節なのかよくわかっていない。
【ゲーム雑談ルーム】
パラちゃんの「なつやすみ スマホゲーム夜話」と連動して、にゃろさんのゲームを語る掲示板が開放されています。そちらでゆるゆると好きなゲームを語るのも楽しいですよ!