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「書を司る者」寸劇脚本 【聖騎士シリーズ#9】
聖騎士シリーズ9作目「書を司る者」の寸劇パートのセリフ脚本です。
シリーズ全体のまとめはこちらから。
【今回の登場人物】
・少年・・・紹介されて初めて王宮図書館に入った。魔法に興味がある。
・魔導司書 ルカリス・・・王宮図書館の蔵書管理・案内人をしている。
少年:
ここが……王宮図書館?
魔導司書 ルカリス:
そう、私はここで魔導司書をしているの
あなたのことを案内するわ
少年:
今日は、魔法を教えてもらえるって聞いてきたんですけど……
魔導司書 ルカリス:
それはまだ先の話
魔法を使う前に、たくさん覚えておかなきゃいけないことがあるのよ
危険な魔法もあるからね
少年:
危険……? たとえば?
魔導司書 ルカリス:
周りの建物を壊しちゃったりだとか、あとは……使った人が死んじゃう魔法とかね
少年:
そうなんだ……
お姉さんは使ったことあるの?
魔導司書 ルカリス:
危険な魔法?
少年:
うん!
魔導司書 ルカリス:
さあ、どうかしらぁ……試してみる?
少年:
え……?
魔導司書 ルカリス:
ふふ……冗談よ
さ、このままじゃ終わらないわ
向こうの棚で、この王国の歴史のことから勉強しましょう
少年:
歴史の勉強はしたよ
英雄のことも、魔障(ましょう)のこともしってる!
魔導司書 ルカリス:
そう、偉いのね
じゃあ早速、テストしてみましょうか!
少年:
テスト……?
魔導司書 ルカリス:
私の出す問題に100個答えられたら、今日はひとつだけ魔法を教えてあげるわ
少年:
うん、ぼく頑張るよ!
だから絶対教えてね、約束だよ!