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「遠い日の記憶」寸劇脚本 【聖騎士シリーズ#14】
聖騎士シリーズ14作目「遠い日の記憶」の寸劇パートのセリフ脚本です。シリーズ全体のまとめはこちらから。
【今回の登場人物】
・第三賢者 ミハルカ・・・魔障学の研究者。たびたび教会を訪れている。
・神父 アースレイ・・・郊外にある小さな教会で、身寄りのない子どもたちと暮らしている。
・子どもたち・・・教会で暮らしており、魔障を患っている者もいる。
子ども:
賢者さまありがとう! これで外に遊びにいけるよ
第三賢者 ミハルカ:
どういたしまして
神父 アースレイ:
ミハルカ、いつもありがとう
夜、痛みで眠れない時に君の飲み薬はよく効くみたいなんだ
第三賢者 ミハルカ:
研究者として助けられているのはこっちよ
役に立てているのならいいけれど……
神父 アースレイ:
やはり……討伐遠征に加わるつもりなのか?
第三賢者 ミハルカ:
ええ 第一賢者様が推薦してくださっているの
もちろん、私に決まらない可能性もあるわ
神父 アースレイ:
そうか……
今日は、子どもたちが大好きなシチューの日なんだ
君にも是非、食べてもらいたいのだが……
第三賢者 ミハルカ:
私はこれでも忙しいのよ
でも、そうね……今日は子どもたちのために時間を使うわ
食事に加わっても?
神父 アースレイ:
もちろんだとも! 子どもたちも喜ぶよ!
第三賢者 ミハルカ:
……子どもみたいな人
神父 アースレイ:
なっ、それは……君が大人びているんだ
第三賢者 ミハルカ:
フフ……変な神父様だこと
子ども:
神父さま、ミハルカさま! シチューできたよ
神父 アースレイ:
……ごほん
今行くよ、ありがとう