リモートワークという働き方
リモートワークをはじめて1年とちょっと月日がたちました。前にIT業界にも足を踏み入れて、PC1台で仕事ができる人達が周りにいたので、そんなに違和感なくスムーズに移行していった感じがします。
また私自身が、学生時代も情報処理科の学科にいて勉強をしていたので、パソコンやコンピュータ自体とも関わることが多かったことも、スムーズに仕事を移行できた理由の一つかも知れません。
だいぶ前のことにはなるのですが、音楽活動をしていた時期がありました。音楽だけで食べていくのは難しく、PCを使いながら曲作りや動画制作をしながら活動をしていました。そのときに少し思っていたのが、PCを使いながら、どこでも好きな場所で仕事ができる環境が作れたらなということでした。
当時の私には、PC1台で仕事ができるということに対する知識が浅く、ただぼんやりとイメージすることしかできませんでした。ただステージで歌を歌っていた時期も、制作など細々した作業が楽しく、夢中になれることだったので、トラックメイカーの方やDJの方にお会いし、どのようにしたら仕事になるかということを追求していきました。
残念ながら当時は、トラックメイカーやDJの方などの制作の仕事は男性がメインのことが多く、なかなか裏にまわることが難しかったです。表のステージに立ちながらも、制作の勉強を続けていきました。
なかなか音楽業界は厳しい世界で、努力だけではあがっていけない世界でした。ですが、やはりPCを使っての仕事には興味があったので、なんとかならないだろうかと常に思っていました。
そんな中、IT企業の事務に入り、経理をしながらも、PCで制作し仕事にしている人たちを身近に見ることができ、そのような仕事の仕方があるんだということを知りました。
やはり本で読んでも頭の中でのイメージでしかないですし、ドラマや映画だと現実離れしています。だから、実際にPC1台で仕事ができる人に会ってみたいと常に思っていました。
実際にそのような人たちを見てからは、できるという確信に変わり、どうやったらできるのかを考えるようになりました。リモートワークの意味は、「remote」=遠隔、遠い、「work」=働くを組み合わせた造語です。
特徴は、2つあります。
1.オフィス以外でも働けるということ。
「リモートワーク」は、インターネットを使うことでオフィスにいなくても仕事ができます。
2.コストが削減できる
オフィスに出勤する必要がないので、交通費、出張費、オフィスの家賃、備品、人件費などが削減できます。フリーランスや個人事業主の方であれば、経費削減できるのはありがたいことです。
また、会社に所属しているサラリーマンの場合も、会社側は個人に支払う経費のコストダウンができるので、近年では導入している会社も多いです。
大きな震災が起きてからは、企業もコスパを落とすことやオーガニックであることに意識が向いています。また時代の流れもあり、シンプルライフという言葉やミニマリストという言葉もでてきており、社会全体にそのような風潮になっているのも理由の一つのようです。
ですから、リモートワークという働き方が推奨されていたり、よく取り上げられるようになったんですね。
一方で、エンターティメントという話でいうと、シンプルライフや断捨離などがトレンドになってきている為、逆路線をいくようなバブル時代の昭和の名曲が流行ってきています。その背景には、日本の景気が落ちているけれど、頑張って盛り上がっていこうというような意味が込められているようです。
私は、リモートワークのようなコストを落とすような働き方とバブル時代の昭和の楽曲をエンターティメントを通してみることで、現代にはリモートワークという働き方がとてもいいものだと感じました。
上手く導入していけば、コスパはよくなりますし、より多くの仕事がタイムリーに動かしていくことができます。そうなるともっと柔軟な発想やクリエィティブな発想というのは生まれやすいと思っています。
ダラダラとPCの前に座り仕事をするのではなく、より効率的にPCを使い、仕事をすすめることで、それぞれの人生の質があがり、よりいいものが生まれるんではないかと感じています。
もちろんいろんな課題はあります。離れているからこそ、よりチームワークや信頼関係を作ることが重要になってきますし、伝えるということがとても重要になっていきます。
離れているから適当な仕事をしていいという訳ではありませんし、自分のタスク管理は自分でしなければなりません。だから、上手くアプリやツールを使いこなすことがとても大切だと感じました。
リモートワークでしっかりとしたチームワークと基盤を作り、スムーズに効率よく仕事ができれば、もっと日常的で非効率なことの楽しみが増えていくはずです。
それは日常のちょっとした落ち着ける時間や楽しみことで、人それぞれだとは思います。例えば、美術館に行くことやランニングをすること。カフェでほっとひといきつく時間などです。
私はリモートワークを始めて、タスク管理が上手くできるようになってきました。時間で拘束されていた働き方をしていたときは、効率的ではなく、長時間だと中だるみしてしまうことが多かったように思います。
また雇われていたので、会社に守られていたなということを、フリーになったからこそ実感できました。フリーランスになると自己責任がついてまわります。どのぐらいの時間をかけて案件を仕上げるかということや、いつの時間帯に仕事をするかなどは基本的に自由です。
デッドラインさえ守れば、あとは自分で時間を分割して決めていきます。そのように細かくスケジューリングし、仕事や予定を組むことで、よりクオリティの高い生活ができるんじゃないかと考えます。
まだまだリモートワークに関しては、難しい課題もたくさんあるのですが、サブスクリプションなどを使用し、カスタマイズしていくことで、個々にあった働き方ができます。
デメリットをいうと状況により、生活スタイルが変わることです。よくもあり、悪くもあるところなのですが、それはフリーランスやリモートワークの自由さ故のことなんだと思います。
ですが、これからの時代リモートワークでなくても、臨機応変が求められるようになりました。ですから、常に色んな情報を取り入れつつ、広い視野でものごとを見るようにしていきたいと思っています。
リモートワークでいうと、東京から福岡へやっと浸透してきた感があるので、まだ福岡だけでリモートワーク一本というのは難しいかも知れません。ですから、全国のいろんな場所と繋がって、常にアンテナをはり、動いていくことが大切です。