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ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論
近藤康太郎 (著)を読みました。

前回読んだ、
文章は、「転」。<自分の言葉>で書く技術
がすごくよかったので、近藤さんの仕事論も読んでみたいなと。

文章は、「転」。』から予想はしてたんですが、
ぜんぜんチャラくなくて、結構スパルタな内容ですが、

とりあえず「できることから、少しずつ取り入れる」
ことができればいいなと。

自由がないからこそ、知恵が働くし、工夫を凝らす。
抑圧され、自由を渇望し、その思いがのちに創造力となって爆発する。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

仕事について

自分に仕事が一つじゃなく、二つあると自覚すると、
勇気が出て来ていっそう自分に満足できるのです。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

自分もいま仕事を
少しずつ複数をかけもちする状態を4年くらい続けていて。

この気持ちがすごくわかるなと。
ブログが調子いい時は、
「事務辞めちゃおうかな」と思っていた時もあったけど、
やっぱり辞めなかった。

それはお金のためとか、ブログ収入が不安定
だからというより、仕事が複数あることで精神的に安定するから。

「これがなければ生きていけない」と思い詰めるほどにのめりこむ好きなものがあって、おカネや食べ物などある程度の対価が得られるならば、
もう言うことないじゃないか。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

「生きのびるための事務」のテーマがここにも出てきました。
でもこの本では、「のめり込むほど好きなこと」と
「対価が得られる仕事」は同じものでなくていい。

自分がどうしても書きたいこと、自分にしかニーズがないこと、
それを書くためには、とにかく量産するしかない。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

しかも、「対価が得られる仕事」については、
「遊びの時間」を優先しながらも、人の数倍はこなしましょう
となってます。

それくらいは当たり前、それができないと
まわりを(もしかしたら自分も?)納得させられない。

記録の重要性

一種の記録魔になるということです。
自分への発破かけになります。サボるな、と。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

タスクシュートを半年以上続けられていますが、
週末はついついサボってしまうんですよね。
記録をサボると、作業もサボってしまう。

これは私の場合、絶対関連があって。

サボり状態からのリカバリーのために
まず、タスクシュートするというのが
週明け(今日みたいな月曜日)の習慣になってきてます。

特に大分県は温泉天国です。家から車で1時間半以内の温泉場は全部制覇しようと思い立ちました。ただ行くのではない。記録に取る。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

私も大分(別府)に旦那の転勤で3年住んでて。
地元の友だちにおすすめの温泉教えてもらって
いろいろ行ってたけど、記録とか全然とってなかったな…。

今は複数ブログ書いてて、お出かけブログもあるから
どこいっても何しても、とりあえずそれぞれのブログに書こうと思って写真も記録も取りまくるんだけど(全部を書けてないけど…)

遊びの大切さ

<遊び>とは、「人間的なものを超える状態」である。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

1か月前に書いた「目的をはみ出たもの」の時は、
「目的を超えたもの」が自由で、
ここでは「人間的なものを超える」が遊びである、と。

でも、そこになにか笑えるネタを探す。
見つける視力の強さがある。
それを、精神の強さというんじゃないでしょうか。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

私の旦那さんが、こういう人ですね。
すんごい仕事ができるわけじゃないし、
上司にお世辞言ったりできる器用なタイプでもない。

でも「視力が強い」ですね。
いつも何か面白いネタを探している訳じゃないのに、見つけてくる。
それを私に教えてくれる。そのせいかいつも機嫌がいい。

子どもの時間が長いから、生き残れた

現生人類には、ネアンデルタール人ほかライバルもたくさんいた。
そのなかで、なぜわれわれ人類が生き残ってこられたのか。
人類学者の結論は、「現生人類は子供の時間が長いから」というものです。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

今の子どもたちは「子どもの時間が短い」気がします。
習いごとも多いし、すぐに「何のために?」
「どういう理由で?」ってなってしまう。
大人のせいなんでしょうね…私も気をつけないと…

言い訳を考えていると、一生なんかすぐ終わる

どんな芸術品でも、自己弁護でないものは無いように思う。
それは人生が自己弁護であるからである。
あらゆる生物の生活が自己弁護であるからである。

森鴎外「ヰタセクスアリス」

最近上の子がすぐ、「だって、〇〇のせいで!」
って言うのでついついイラっとして、口げんかになってます。
でも自分もそうだし、あらゆる生物もそうなのかもですね。

まず遊びの時間を決める

まず先に遊びの時間を決める。そして残った時間で、仕事をする。
家事をする。工夫して、時間短縮して、システマティックに、考え抜く。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

今日はまた「生きのびるための事務」の
理想の時間配分やってみましたが、
ついつい「遊びの時間」を削っていて、現実的じゃないなあと。

明日また作り直します。


私の使命

しまいには、まだ世の中にないリストを自作するまでになる。
自分でリストを作れるようになる。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

文章は、「転」。』
にもリストの話がありましたが、
私もいつか自作のリストが作れるようになりたい。

自分のインプットしたデータを
自分が編集(集計)して、それをアウトプットする。
それが私の使命なのかもしれないとこれ読んで思いました。

自分は「これ」をするために生まれてきたんだ、
「これ」をしなければ生きていられない。
そうした自分の「骨」を、はっきりつかむこと。

ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

「天上の虹」に娘とともにハマってて。
今日も午前中読み込んでしまって
note書くのがこんな時間になってるんですが

日本の基礎を作った名だたる方々みんな
特に主人公の持統天皇も
迷ってるし、常に悩んでいて…

それでも、「国のために決めなければならない」という意思によって、いろんな事業を進めていく。

それが正しいことだったのかは今も昔も分からない。
内容が正しいとか、誇張があるとか
そんなことより、

でも、何を思い、どんなふうに考え、
決めて、実行していったのか?

という過程にずーっと心を打たれる…というか
こうだったらいいな。と思わせてくれる。
今の大河ドラマとそういう所が似ていますね。

新たなものを生み出すために

いかなるシステムも(コンピューターも生物も)
内部に何らかのランダム源を抱えていなければ、
新たなものを生み出すことはできない。

ベイトソン「精神と自然」

あなたに冒険心が無いといふのは、
あなたには信じる能力が無いといふことです。

太宰治 「お伽草子」[浦島さん]

「理屈ではない」ものに夢中になる
「夢中になる自分」を信じることができないと、

仕事も人の数倍がんばることができないし、
遊びに時間とお金をかけることもできない
と思います。

夢中になる、信じることもなく生き続ける
こともできるけど、そんな風に「漫然と生き」ていると
人の欲望に流され、自分を見失い、

どれだけ仕事をがんばっても報われない、
仕事を頑張ること以上につらい日々が
まっているのかも、と改めて感じました。

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