段取りを制すれば、時間を制す
『中学生のためのテストの段取り講座』
(坂口恭平 著)を読みました。
この本、注文(11日)してから
5日後の昨日届いたので、
頼んだことをすっかり忘れてて。
2022年初版なんですね
おもしろかったので届いてから一気に読みました。
何で勉強しなきゃいけないの?
うちの子小3(9歳)が、
『何で勉強しなきゃいけないの?』
と夏休みごろから言い出してて…
私自身(たぶん旦那も)、
子どもの時にそんな事を
考えたこともなかった!ので(笑)
何と言ってあげたらいいのか
わからなかったのですが、
この本を読んで、
振り返れば自分も、
あの頃勉強やテストした経験が
『見えないけど、
こういうことに役立ってるよなー』
とわかったので、
その内容をここでまとめて
今度娘にまた同じ質問を受けたら、
答えられるようにしておきたいなと。
その質問に答えるために
この本を読んだ訳ではなかったんですが。
本当は自分で読んでもらう方がいいけど…
フリガナついてないので、
まだちょっと難しいから
本棚に残しておいて
いつか読んでみてほしいな。
前半はテストの話、後半は起業の話
この記事では、
前半の『テストと段取り』の話の
おもしろかった所だけ、振り返ってみます。
テストには意味がない
テストに意味がないのはわかる、
でもテストの何が大事なのか、
自分ではわからなかったのですが、
答えをひとことで教えてもらいました。
見えないけれど、段取りだよ
私は実家が自営業だったので、
父からも母からも「段取り」「段取り」
言われ続けて育ちましたが、
(母は「見極め」という言葉も好きでよく使ってた)
段取りって見えないから、
社会に入っても、段取り自体は評価されないですよね。
(段取りを発表する場とかないし)
ただ、結果を出す人は必ず
段取りが自然と身に着いているなというのは
いろんな職場で感じたし、
逆に段取りできてない人にやきもき…
でも生まれもって「段取り」できる
赤ちゃんはいないし…
いつからどうやってその段取りを
身に着けていったんでしょう?
段取りとは、量を知ること
不安になるのは、
全体像がわかっていない
(頭に入っていない)から。
大人もこどもも同じですよね。
昨日3連休の宿題で
「日記(絵のない)」が出たのですが、
日記って何?
何書いたらいいの?
「そこは先生に聞いといてくれよー!」
と母は思いましたが、
一生懸命ググりまくって、
このサイトを自分で見つけました。
【日記の書き方】小学生1・2年向け-日記が書けない子への教え方のコツ
やったことがない、わからないから
失敗するかも?と思って不安になるんですよね。。
受け身ではなく、先生の視点に立つ
私は学生時代、国語が得意だったのですが、
それは、設問する人の意図を読むのが上手だったから。
設問を読んで
「こういう風に書いてほしいんだな」というのが
読めてた気がします。
母親だからこどもに
そんな事を望んでる訳じゃないけど…
自立するためには、
相手の意図を読んで立ち回る
事も必要になります。
この本では「設問の意図を~」
という話ではなくて、
時間割りを作っている先生の視点に立つ
段取りを先生の手から自分の手へと移す!
という意味で「先生の視点に立つ」
ことが書かれています。
大事なことは、自分で時間割を作ることだけ
テスト前にやることは
全体量を把握する
全体量をテストのまでの日数で割る
割り振ったページ数をスケジュール表に書き込む
ポイントは
毎日定量にする
80%くらいで予定する
決めたところまで終わったら終わりにする
段取りとは、頭の中にあるものを外に出すこと
昨日、日記の宿題が終わらなかった娘に
残りの宿題は、
「何時にやり始める?」
「何時に終わりそう?」
書いてみてくれる?
って昨日ちょうど書かせてました、私。
娘:えーっと、何文字あるから…と計算して
「30分で終わるから、10時10分に始める!
んで、それまではマイクラやっとく!」
私:「わかった、
じゃそれをこの紙に書いておいて!」
娘:「覚えてるから、書かなくていいじゃん。」
私:「ダメ、私が忘れるから、書いておいて。」
というやりとりでしたが、
「書く(外に出す)」ことで、
「言うだけ」の時よりも
ちゃんと証拠が残ってるから、やらなきゃ!
という効果がありそう。
時間通りにはできてなかったし、
(11時にスタートした)
30分では終わってなかったけど、
(結局お昼ごはんで休憩して、
お昼に遊びに行ってから、夕方に終わった)
その後はめずらしく、
ビービー泣かずに日記書いてました!
(途中、書きすぎたよ~とか自慢までしてた)
とにかく頭の中で考えないこと!
書く、記録することの効能に
「覚えておかなくていい」=頭の作業量を減らす
という効果もありますよね。
私もタスクシュートを使って
とにかく記録しておくことで、
次、何をしないといけない?
どの順番でやらないといけない?
どのくらい時間がかかる?
とかを自分の頭で考えずに
タスクシュートに丸投げできるように
なりつつあって、
脳のエネルギーを無駄にしない
だいぶ節約できてるなーと実感してます。
どうすれば喜びを感じるか?に着目する
私は優秀じゃなかったですが、
「勉強=将来自立する手段」と
早めに割り切れていたので
勉強は
楽しい?楽しくない?
できるか?できないか?でもなくて
「やるか?やらないか?」の2択。
やるしかない、なら
楽しくできる方法を考えるしかない
と思ってた気がします。
これがこの本で言う「受け身の子ども視点から
自立した大人の視点へ」に近いのかな?
できるだけ早めに
自立した大人の視点にしてあげられれば、
こども自身もラクだろうなーと思いますが、
そのためには、自立する喜びというか
メリットが子ども自身で感じられるのが先かな?
自分で時間を作り出す
中学生のころから
自分で時間を作れるようになったら…
テストができるようになるより、
母は嬉しいですが…
そんなすぐにうまくいかなくても、
小学生から「段取り」と
「自立した大人の視点」を
少しずつ身に着けていく
ことを目標にしようと思います。