柄にもなく恋愛漫画を読んだ件
「ねえねえ、なんか面白い漫画ない?」
「ストロボエッジは?」
『いやぁ、それ恋愛系じゃん』
「やだよ笑、バトル系がいい。」
「面白いから読んでみって。」
「じゃあ、一巻だけ読んでみるわ。」
『このタッチの絵かぁ、ザ・少女漫画って感じするなぁ。』
『なるほどねー、お転婆の少女が今作のヒロインって訳ですか。』
『ヒロインの女の子なんか抜けすぎてて、やりすぎって感じちゃうな笑』
『幼なじみの大樹か、こいつ絶対いいやつで、今後のストーリーも関わってくるな。』
『一ノ瀬蓮。今作の目玉イケメンか。クールで学校中の憧れの的ね。』
『なに!ヒロイン馬鹿すぎて蓮のこと意識し始めちゃったじゃん。』
『大樹めちゃめちゃヒロインのこと好きなんだな。』
『大樹って良い奴なんだ。早くしないと蓮に取られちゃうぞ。』
『うぁー、タイミング悪いって。もう大樹の恋愛終了なんだ。』
『蓮もクールでイケメンだなぁ。こんな男実際はいねえよ。こんなんにキュンキュンしてたら女子全員疲れるぞ。』
『安堂?またイケメンでチャラいやつ来たなあ。』
『蓮よ、彼女いるくせにめちゃめちゃ好きになってんじゃねーか。』
『ヒロイン急にモテすぎだって。安堂からも好意寄せられてんじゃんか。』
『大樹立ち直りはえーよ。笑すぐに彼女つくってんなよ笑』
『安堂、蓮、ヒロインの三角関係かぁ。なんか痺れるなぁ。』
『早いとこ気持ち伝えろよヒロイン!安堂にすき見せてんじゃねーよ!』
『蓮もさっさと自分の気持ちに正直になれよ!!学ナイス!』
『安堂めちゃめちゃ積極的だよな。なんかイケパラに感じてきたわ笑』
『安堂の彼女まじか!大人の選択しちゃってるじゃねーか!』
『変わらないことを決めるのってそんな難しいのか。』
『もう蓮もフリーなことだし、ヒロインよ、進むだけだぞ。』
『なんでここで迷うんだよ!心のもやもやさっさと吐き出しちまえ!』
『団長かっけぇ笑 ちょっとムキになってる蓮も子どもっぽく感じてきたわ。』
『ってかこいつら全員高2じゃねーか。俺今何してんだよ、、、』
『安堂!?お前は最高のアシストを最後にやろーとしたんだな。ヒロインに見破られたけど、やっぱかっけーわ。』
『やっぱ最後はいい感じに電車に間に合うんだな。鎌倉いいな。』
『結局、蓮とヒロインの恋愛を応援してる俺がいるじゃねーかよ。』
『くそ、ストロボエッジ面白いじゃねーか。』
1日100回笑顔になる。