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令和ロマンが好きなので1年前の下書きを晒す
くるまさんの首ヘルニアを心配していたら、それどころではない事態が。
賭博罪の時効はどれも3年で、2019ー20年末までの話であれば時効が成立している。今回の件はそこが最重要事項だ。
ネットでは「知的キャラのくるまくんが何故?」という声も聞かれた。
個人的には、彼のあやうさや過集中気味なところに魅力を覚えていたので、正直そこまで違和感はなかった。くるまさんの危なっかしいところは「育ちがいい」の権化みたいなケムリさんがフォローしているという認識だ。(もちろん他の領域(漫才制作ほか)では違うコンビバランスがあると想像する)。「何やってるのさ、もう」とは思ったが。
5年も前のことを掘り出されて気の毒だが、反省して出直してくれると固く信じている。
迅速かつ簡潔な声明を、自らのチャンネルで上げてくれたのはファンとして本当にありがたかった。
これがチャンネルの最大再生回数になってしまったのは複雑だが。
状況的に一定期間の謹慎の後にYouTubeか舞台での復帰、が妥当だろう。しばらくCM案件は難しいだろうけど、戻ってきたら徐々に活躍の場を広げてくれるはずだ。
一ファンとして、関東初のNGK大看板になるまでは見届けたい。それまで自分も健康に気をつけつつ生きます。
来月にライブ観覧の予定があったが、多分見られないだろう。とても悲しい。
長くお笑いヲタクをやってきて、過去にも推しが突如表舞台から消えたことが何度かあった。今回の件で色々思い出してしまった。
で、今の気持ちを何か書きたかったのだか、過去の自分がだいぶヲタクな記事を寝かしていた。愛を込めて晒します。
………………
タイトル:「漫才は対幻想か」 2024年1月某日
令和ロマンに夢中だ。今のところ在宅ヲタだけど、雪が溶けたら劇場にも行きたい。
日々ネットパトロールに余念がない。楽しい。
NONSTYLE・石田さんの「よいーんchannel」で、くるまさんが濃厚なお笑い論を語っていた。
日本でお笑い、特に漫才が発展した理由について。
「他人種、多民族の欧米では『あるある』が生まれにくい。共同幻想は政治、宗教、性にならざるを得ない側面がある。
日本は言語的にも大衆芸能としてお笑いが発展しやすい環境にある。日本に生まれたからには漫才で勝負する生き方に意義がある」。
人類学聞いてるのかと思いました。さすが分析の鬼・くるまさんです。
ヨーロッパ圏のお笑いは、過去をさかのぼると、ルッキズムや男尊女卑、階級差別、障がい者風刺などありとあらゆる差別が取り込まれていた。王族発信、市民発信のどちらにも。
また、他人種・他民族の間にはタブーが多すぎて、あるあるが生まれにくい環境下にある。
その点、日本の最大の信仰は「世間体」だ。空気を読むとか周囲をおもんばかることを大事にしている人が一番多い。
なので、あるあるの種類が他地域に比べると圧倒的に多く、浸透しやすいのだろう。
余談だが、漫才というジャンル論では「対幻想」が機能しているのかなと思う。「わたしの見ているあなたは、私の中の幻想にすぎない」というやつ。吉本隆明さんの名著「共同幻想論」における最大の発明概念だ。
ボケとツッコミが表現しているのは、乱暴に言うと「私とあなたの考えが違って面白い」ってことだし。
あと、対幻想が背景にあるから、客はコンビ仲が気になるんだと思う。対幻想の根幹は、恋人間の感情の交錯だから。芸人BLが生まれるのもその辺に理由があるのかもしれない。
そんなことを思いました。
ヲタ考察のお目汚しで恐縮です。
今後も「高速対処」ことくるまさんの鬼分析と、ケムリさんの高速ツッコミ&「僕らの別荘」を楽しみたいと思います。
もちろんネタもラジオも。
…………
昨年の今頃の妄想でした。
彼らが復帰したら舞台のチケット取るのが大変だろうな。争奪戦に打ち勝つためにも,FANYの会員グレードアップを検討しよう。
過去の供給でしのぎながらのんびり待ちたいと思います。
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