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[映画]そして、バトンは渡された
めちゃくちゃ美人の女優さんが出演する映画だと思って油断していました。原作は瀬尾まいこさんで感動系。瀬尾さんは心に染み入るような物語を紡ぎますね。
邦画は比較的わかりやすい作りが多いと思うのですが、これはおそらく原作のせいもあり、場面場面が絶妙につながらず、それが観ている人に委ねられているように思いました。それでも画は優しく整然としています。混沌としているけれども清潔な感じ。
石原さとみさんの役がうらやましいですね。なかなかあんなに美しく生まれないし、心が素直にまっすぐに育たないので憧れてしまいます。大切なものを守って自由に生きたいけれども、それが案外むつかしい。
永野芽郁さんは若いのにしっかりした役者さん。最近は、若くてきれいでちゃんと存在感のある俳優さんが多くてびっくりするけれど、彼女もその一人。卑屈にもならず、図々しくもならず、ただまっすぐな役はその人となりが出るのでしょうか。素敵でした。
自分を振り返って、もちろんこの映画とは全然違うけれど、これはこれで良い人生かなって温かい気持ちになるひとときでした。
☆☆☆☆★
監督 前田哲
脚本 橋本裕志
原作 瀬尾まいこ
出演 永野芽郁 田中圭 岡田健史 石原さとみ 大森南朋 市村正親 その他
2021年日本
https://wwws.warnerbros.co.jp/soshitebaton-movie/