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楽曲提供アーティスト5選!

30年以上のキャリアで200曲以上の楽曲(インストルメンタル曲を含む)を世に出しているLigabueだが、人に曲を提供することは実はあまりない。
同郷のカンタウトーレ、ピエランジェロ・ベルトーリ Pierangelo Bertoli(1942~2002)に見出されて、彼のアルバムに数曲を提供したが、デビュー前のことである。
Luciano
が自作曲を提供するのは、とくに親しい歌手の特別な節目のときだけのようだ。


1. Elisa

Lucianoがもっともお気に入りの歌手といえば、エリーザ Elisa(1977年トリエステ出身)だろう。自分の作品を歌ってもらいたいと思った唯一の歌手だと語っている。その透き通るような高音が、Ligabueとは対照的だからだろうか?
最初の提供曲は2006年の"Gli ostacoli del cuore"。歌唱に参加しているだけでなく、ミュージックビデオの監督も務めた。
2012年のエミリア地方を襲った地震被害の救済チャリティコンサートでは、Elisaとこの曲で共演している。

ライブでセルフカヴァーを披露するレアな映像はこちら(2007年ローマPalalottomatica公演より)。

Elisaが初めて全編イタリア語で歌うアルバム"L'anima vola "(2013)に提供した"A modo tuo"は翌2014年にシングルカットされ、のちにLuciano自身によってセルフカヴァーされた。どちらも甲乙つけがたい、すばらしい歌唱をぜひ聴き比べてほしい!

Ligabue自身によるセルフカヴァー版はこちら!


2. Loredana Bertè

"È andata così "は、迫力あるハスキーヴォイスが個性的なベテラン歌手、ロレダーナ・ベルテLoredana Bertè(1950年レッジョカラブリア出身)のデビュー40周年記念アルバム"Amici non ne ho... ma amiche sì!"(2016)に提供された。このアルバムはタイトルどおり(「男友達はいないけど…女友達はいるよ!」)、フィオレッラ・マンノイア Fiorella Mannoiaがプロデューサーをつとめ、イタリア屈指の多くの女性歌手がデュエットに参加している。

「フェミニズムと女性の多様な生き方」をテーマにしたアルバム"Manifesto"(2021)に提供した"Ho smesso di tacere"では作詞を担当、2022年のLigabueデビュー30周年記念ライブにゲスト出演した際にステージで披露された。


3. Luca Carboni

ルカ・カルボーニ Luca Carboni(1962年ボローニャ出身)のデビュー30周年記念アルバム"Fisico&Politico"(2013)に提供した"C'è sempre una canzone"は、翌2014年にシングルカットされ、こちらも、のちにLuciano自身によってセルフカヴァーされている。

Ligabueふうにアレンジした」セルフカヴァー版はこちら!
アレンジによって、ここまで印象が変わる。


4. Fiorella Mannoia

フィオレッラ・マンノイア Fiorella Mannoia(1954年ローマ出身)の2枚組の還暦記念アルバム"Fiorella"(2014)には"Io posso dire la mia sugli uomini"を提供したほか、カヴァー曲を集めたCD2では、"Radiofreccia"(1998)収録の"Metti in circro il tuo amore"のデュエットに参加している。



5. Negrita

1991年にデビューしたネグリータ Negritaには、彼らの2枚目のライブアルバム"9 Live&Live"(2016)に新曲として"I tempi cambiano"を提供しているが、こちらもデビュー25周年の節目。ミュージックビデオには、Luciano本人が賑やかし?で参加している。



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