見出し画像

正負の法則

「人生万事、塞翁が馬」

っていうことわざが昔から好きで。

うろ覚えですがざっくり説明すると、
ーーーーー
あるところに父親と息子が住んでいた。
ある時、馬が迷い込んできて、父親は喜んだ。
でもその馬が逃げ出してしまい、がっかりした。
しばらくすると馬がお嫁さんを連れて帰ってきて、馬が2頭になり喜んだ。
でもその馬から息子が落馬して怪我をしてしまい、悲嘆した。
だが怪我したおかげで戦に行かずに住んだので、安堵した。
ーーーーー
つまり、嫌なことに見えて実はいいことだったり、その逆もあるよね。という話。

小学校だか中学校だか高校だかの授業でこの言葉を知って
なんだかすごく「なるほどね〜〜〜」と納得してしまって

それから嫌なことがあっても

「でもこの出来事も実は後から考えたらいいことなのかもしれない」

と思うようになって。


で、このあいだDr.ディマティーニという人が書いた『正負の法則』という本を読んだんですけど、
まさに同じようなことが書かれていて、
やっぱり・・・!となったのでした。


どんな出来事も、そこにあるのは事象だけ。

意味づけをしているのは自分自身。

どんなことにも、必ずプラス面とマイナス面があって、その総量は一緒。つまりゼロ。



ただ、自分にとってマイナスと感じる出来事の最中にいるときは、
本当にしんどくて、
「これも後から考えたら『あのことがあってよかった』と感じられるはず」
って頭では分かっていても、
やっぱりめちゃくちゃしんどいんですよね。


でも、せめて頭で分かっていれば、
ちょっと長い時間軸で、俯瞰して、
その出来事を捉えられる気がする。


それだけで、その事態に没入して戻って来られなくなる
一歩手前で踏みとどまれる気がする。


頭だけでもいいから、知っておくって大事。
なのかなと思う。

いいなと思ったら応援しよう!