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子どものかんしゃくを減らす!スキンシップのすごい効果
こんにちは。
今回は五感シリーズラスト!
「肌(触覚)」について書いていきたいと思います。
触覚は、水遊びや砂遊びなどの「感触遊び」もとても大切ですが、今回はとくに「スキンシップ」について書いていこうと思います。
というのも、最近はお子さんの癇癪だったり、怒って噛み付く、ものを投げる、などの衝動的な行動に悩んでいるママとお話しすることが多かったんですが…
こういう衝動的な行動も、スキンシップによって改善できると言われているんです。
他にも、免疫力がアップする、情緒が安定する、社会性が身につくなど、スキンシップにはいいことがたくさん!
大人も、子どもと肌の触れ合いをすることで、「オキシトシン」というホルモンが分泌され、幸福感を感じることができます。
(触れ合うのはもちろん大人同士でもOK!
パートナーや友人とハグしたり、マッサージを受けたり。)
そんな風に、心と深く関わっている肌への刺激。
大人でも影響が大きいので、子どもではなおさら!
「子どもがもうちょっと落ち着いてくれたらいいな…」と思っている方は
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
肌は「露出した脳」
人は受精卵が何度も細胞分裂を繰り返しながら色々な体の部位となっていきますが、この細胞分裂の初期の段階では、肌と脳は同じ「外胚葉」にありました。
「外胚葉」が細胞分裂を繰り返しながら、肌と脳に分かれていったんですね。
つまり肌と脳はかなり近しい間柄にあるということ。
また、肌への刺激は視覚や聴覚に比べて、とてもシンプルな神経回路を通って脳に伝わります。
視覚や聴覚は、いろんな細胞や神経で情報が変換されたり組み合わされたりしながら脳で認識するんですけど、肌は一瞬。ビュンっと!
電車に例えると、直通で行くか、複雑な乗り換えで行くか、みたいな感じですかね。(わかりにくい?笑)
私は地元が東武東上線沿いにあり、副都心線が開通して、横浜まで直通で行けるようになった時は感動しました!(もう電車の話はいい?笑)
そんなこんなで、肌は「露出した脳」とも言われています。
肌を刺激すること=脳を刺激すること、なんです!
肌への刺激は、脳の広い範囲に伝わって、情動や免疫系にも影響を及ぼします。
皮膚刺激の欲求不満
肌への刺激、とくに人の肌と自分の肌を触れ合わせるスキンシップは、不足すると「皮膚刺激の欲求不満」というものを引き起こします。
人間は集団で生きる動物。
群れからはぐれることは、命に関わります。
とくに小さな子どもにとってはほとんど「死」を意味します。
なので、「あなたはここにいていいよ、ちゃんと人と繋がってるよ、みんなに愛されてるよ」というメッセージを送ることはとっても重要。
肌と肌を触れ合わせることで、言葉ではなく直接的な脳への刺激としてこのメッセージが伝わります。
実際、先人たちが肌の感覚として人間関係を捉えてきたことが日本語の中からもうかがえます。
・肌が合う
・冷たい人、あたたかい人
・ドライな関係(←日本語じゃないけど)
などなど…
人間関係を肌の感覚に例えた言葉がたくさんありますね!
スキンシップは、将来(いい意味で)複雑な人間関係を築いていく力を育ててあげるのにもとっても重要なんです。
肌と肌の触れ合いを通して、人との距離感を直感的に学んでいきます。
ちなみに、男の子は女の子よりも触れられる回数や時間が少ない、というデータもあるそうです。
たぶん大人も無意識でそうなってるんだと思うんですが…。
私は娘2人なのでなんとも言えませんが、確かに教員時代も、女の子の方が手遊びしたり、膝の上に乗せたりしてたような気がしますね。。
男の子ママは少し意識してスキンシップをとってあげるといいかもしれません^^
また、帝王切開で生まれた赤ちゃんは、産道を通る時の皮膚刺激を受けていないので、こちらも意識してスキンシップをとるといいと言われています。
私も娘2人とも帝王切開での出産。
長女の時はこのことを知らなかったのですが、次女は3歳になった今でも、ことあるごとにスリスリ〜しています。
スキンシップの効果
スキンシップの効果には、大きく2つあると言われています。
①心の安定性を高めるスキンシップ
②社会性を高めるスキンシップ
①心の安定性を高めるのは、抱っこやハグをしたり、なでなでしたり。
愛情や安心感、「あなたを受け入れているよ〜」というメッセージが伝わるスキンシップです。
ねんねの赤ちゃんにはベビーマッサージもいいですよね。
(本当は何歳になってもやってあげたいマッサージ。
でも1歳くらいになると逃げ出しちゃうのが常…。
寝る前や、気が向いた時などに、形式にこだわらず“マッサージごっこ“してあげるのがおすすめです!)
②社会性を高めるには、手を繋いだり、体が触れ合う遊びがおすすめ。
例えば
・「アルプス一万尺」のような手遊び
・はないちもんめ
・おしくらまんじゅう
・手繋ぎ鬼
など
ある園での研究では、おもちゃで遊んだグループと、友達や先生と手を繋ぎながら遊んだグループでは、後者の方が子どもたちの衝動的な行動が減ったそうです。
皮膚刺激への欲求が満たされたんですね!
かんしゃくや衝動的な行動には、子どもの年齢や個性、生活習慣など、さまざまな要因が絡み合いますが、スキンシップ欲求が満たされているかどうかもその一つ。
今とくに問題を感じていない子でも、将来の社会性や心の安定性につながってくるので、ぜひ楽しくスキンシップしてあげてくださいね♪
小学生・中学生になって、抱っこするような年齢じゃなくなってしまったら、ハイタッチや肩をポンポンするなども効果アリですよ!
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最後までお読みいただき
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