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バランス障害とは?
脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco
フルリカバリーを目指し、脳外臨床研究会で学び全国のセラピストと共に成長し続けるyuccoです。
脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪
皆さんの治療が1ミリでも変わり、患者さんの人生が変わりますように!
《バランス障害とは?》
バランスに問題がある患者さん、臨床でよく見ますか?
立った時に転倒しそう、杖持たないと平行棒持たないと歩けない患者さんがいます。
病棟内フリーにしたいけどできません。
バランスは何を見ますか?
外乱を加えて立ち直り反応があるかどうか??をみていました。
リーチした時にカウンターウェイトが出るかをみていました。
そもそも何を見るべきですか?
《バランスとは?》
バランスとは、支持基底面の中に重心が含まれていますかどうかです。
重心が支持基底面の中に入っていれば安定しています。
重心が支持基底面から逸脱すると転倒してしまいます。
どうしたら重心を支持基底面に入れられるのでしょうか?
感覚を処理することで重心を支持基底面に入れています。
この感覚が視覚、体性感覚、前庭感覚といわれています。
この3つを統合することによって、支持基底面と重心の関係を理解します。そのことによって支持基底面の中に重心をとどめようとします。
視覚障害や体性感覚障害や前庭障害が起こると、バランスが低下します。
重心や支持基底面の関係は感覚を統合して理解するからです。
目を瞑っていたらふらふらするけど、目を開けていたらふらふらしないことは視覚情報が大きくバランスに関係していることを示しています。
重心と支持基底面の関係の理解が大事です。
感覚をとって何をするかというと、反射と反応があります。
反射は脳を介さない、反応は脳にいきます。
逸脱しそうなのはわかっていて、戻そうとした時には反射や反応が必要になってきます。
バランスの定義は支持基底面に重心を留めます。
逸脱しないように反応や反射がおきます。
《重心って何?》
重心は重さと重さの真ん中です。
人の身体は上半身重心Th7と下半身重心近位大腿1/3の中点に重心点があります。
これが支持面に落ちる線のことを重心線といいます。
重心の移動ができないことがあります。
はじめは立ててるけどだんだん転倒する人もいます。
重心は何によって保たれていますか?
筋緊張によって起こっています。
落ちる重力に対して、上に引っ張る張力の関係性です。
姿勢筋緊張と言われている重心を維持するための上に引き上げる力が低下すると重心が下がって崩れてきます。筋緊張が必要です。
筋緊張が低下すると深部感覚も低下するので感覚情報も悪くなるから、重心と支持基底面の関係も悪くなります。
《バランス障害で何を見るか?》
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全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️