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パペッツ回路とヤコブレフ回路どう評価する?

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪


《はじめに》

今回のテーマはパペッツとヤコブレフの評価の仕方、違いとは何か?

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どこで障害されることが多いのでしょうか?
視床A核ではパペッツ回路MD核ではヤコブレフ回路に問題が起こります。

脳血管性の認知症と言われる記憶障害、短期記憶障害が起こるのは視床損傷で多く起こります。

《記憶とは?》

記憶とは記銘→保持→再生の過程があります。 
記銘しているかどうかは過去のことで、再生のことです。   
  
この記銘から再生の期間が長ければ長いほど保持しておくのは難しくなってきます。
そして、再生しながらまた記銘が起こります。
これを繰り返していくことでまた再生する仕組みになっています。

この記銘方法がパペッツとかヤコブレフの回路です。
この回路を使って、私たちは記憶しています。

《記憶の種類》

記憶の種類は陳述記憶(エピソード、意味記憶)、非陳述記憶があります。
エピソード記憶はパペッツ回路が担当しています。
「月曜に何したかを忘れてしまう」、「さっきご飯食べたっけ?」それを健忘症(=エピソード記憶障害)と言います。

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《エピソード記憶と意味記憶》

エピソードとは時の流れを話すことです。
誰々とパンケーキ食べたよ、あのときあんなことがあって、いつ誰とどこで何してたかを覚えていることがエピソード記憶です。
海馬を通ったパペッツ回路が担当しています。

保持は再生までに2週間を超えると70%以上が減退してしまいます。
もう一度開けて使うとまた記銘になります。
使う頻度が高ければ高いほど忘れません。

忘れていくことが悪いことではありません。

意味記憶とは、どのようなことでしょうか?
例えば、パンケーキをみたときに、ホットケーキかなと思いませんか?
実はこの違いは砂糖が入っているかいないかです。
砂糖入れたらホットケーキ、砂糖入れなかったらパンケーキです。
意味記憶とは知識の話です。

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