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単位内でのリハビリの組み立て方

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪


《リハビリとは何なのか?》

脳卒中になった患者さんは神経細胞が壊死し、神経が障害され、麻痺や筋緊張や感覚の問題や高次脳障害が起こります。
それぞれの対応した脳部位の問題で起こります。

リハビリテーションとは再び適した状態への回復、フルリカバリーを目指しています。
どれくらいの期間かというと、脳卒中だと180日間です。
180日の中の1-3単位(20分〜60分)/日。

急性期の目的では、医療行為(命)が優先です。
リハビリがあって、回復期になるとセルフケア、自宅退院が目標であり、退院すると参加(社会)での活動を目指していきます。

まずはADLを再び適した状態へ回復することを目指していました。
ADLは、基本動作・移乗移動・セルフケア・認知などを家での生活、日常レベルまで引き上げていきます。

《1単位(20分)のリハビリの3つのポイント》

スタート(脳卒中発症)からゴールに向かっていくために、何から見ていけばいいか。
脳の発達過程から考えていきます。
一番はじめは基本動作の獲得です。
一番最初は重力の上下コントロールが大事です。重心のやり取りができないと重力下で生きていけません。

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