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先輩のリハビリ見学時にみるべきポイントとは?

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪


《はじめに》

新人さんが先輩の臨床を見学している時、みているようでみれていないポイントがたくさんあります。
先輩の臨床でみてほしいポイントを、後輩に伝えてほしいポイントをお伝えしていきたいと思います。

《ポイント①どこをみてる?》

一番はじめは先輩がどこをみているのかを伝えてあげてください。
患者さんをみてと言われても、最初は何をみて良いのかがわかりません。
先輩の目がどこをみているのかがポイントです。

実際知識は持っているけど、どう臨床に繋げていくかはわかっていません。
新人さんの知識は国家試験のために持っています。
質問に対して答える知識は持っていても、クエッションを作る作業をほとんどしていません。

患者さんをみたときに、何が問題なのか?ここから何を考えないといけないのか?などクエッションと作ることをしてきていないのです。
臨床の難しいところは、アンサーを持っていてもクエッションを見つけ出すのが難しいのです。

なんで?どこが気になるのか?を新人さんに伝えていきます。
ここは臨床的に無意識の領域だったりします。
なんでそこが気になるのか?なんでそこから触るのか?を意識化できていないと、何をするのかを伝えがちです。

新人さんは何をするかは持っているけど、見様見真似でやっているがなんでやっているのかがわからない状態です。
それをみて後輩に、「先輩のやっていることばっかりやっててもダメだよ」「どうしたらいいですか?じゃなくて考えなさい」って言ってしまいます。
なんで考えられないかというと、クエッションを考えられないことを知っていてほしいです。

どこをみて、どんなクエッションが浮かんだのかを教えてあげてください。
人はわからないことや疑問に思っていることは、必ず視点で追います。
注意の大半は視点を見ればわかります。
人が何に興味があるかとか、どうゆうことを考えているかは、目にあらわれます。

「どこをみていたのか?なんでそこをみたんですか?」を聞いてください。
だからこんな疑問が生まれて、こんな評価をしているんだよ、だからこうゆうリハビリをしているんだよってことを教えてあげてください。

《ポイント②どんな手順?》

運動のプログラムは、基底核から始まって概要・手順を作っていきます。
手順に対して、小脳がもっている質(協調性【タイミング・出力・組み合わせ】)をもって、運動が発動します。

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