週3日の自炊で食材を使い切るレシピ 3月 #週3レシピ
●初めて読まれる方へ(企画内容をご存知の方はすっ飛ばしてください!)週3レシピは、ファッション雑誌の着回しコーデのように「常備食材に旬の食材や定番食材を5つほど買い足して、週3日の自炊で使い切るためのレシピ」です。常備食材や基本の調味料については初回を参照ください。
今月のテーマはキャベツです。
●3月の食材
旬の食材:キャベツ 半玉
定番食材:じゃがいも1パック、いんげん1パック、鳥もも肉(300〜400g)、ベーコン 1パック、しらす 少なめ1パック
今月はキャベツが主役です。キャベツは冬が旬ですが、春になると葉が柔らかく甘い春キャベツが出てきます。キャベツは持った時にずしりと重みのあるものを選びましょう。
では曜日ごとに作り方をご紹介します。
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●1日目のレシピ
一汁:キャベツの丸ごとスープ
有賀さんのレシピを元に作ってみてください。cakesの会員じゃない方は次の流れで作ってみてください!
鍋にキャベツ1/8カットと油を入れて焼き、焼き目がついたらベーコンと水を入れて蓋をし弱火で加熱。キャベツに火が通ったら塩で味付けて完成です。この写真、エモいなぁ。
一菜:鶏の照り焼き
鶏肉は塩少々と酒少々をふり、可能であれば15分ほど置いて味をなじませます。肉の水気を拭き取りフライパンに皮目から入れて、弱めの中火で焼きます。
鶏肉からでる油は随時キッチンペーパーなどで拭き取ってください。お肉の半分に火が通ったら裏返し、反対側も焼きます。このとき、付け合せのいんげんも入れます。
お肉に火が通ったかどうかの確認は、ようじや竹串(なければ箸)を刺して、透明の肉汁が出てきたら焼けている証拠。醤油とみりん=1:1の割合で加え、水気が飛んでタレがトロッとしたら完成です。
平野くんコメント
後述の「鶏じゃが」のレシピでもそうですが、鶏の照り焼きをうまくつくるコツは「お肉を焼いているときは、接地面を変えるとき以外は触らないこと」。均等に焼き目をつけようとするあまり、ごろごろ動かしていたんですが、それはしない方がいいのだそう。皮がある面から置いて、じっと待ってください。きっと美味しくできます。
●2日目のレシピ
一汁:じゃがいもとベーコンのみそ汁
今回はベーコンからだしがでるので、だしを取らなくても大丈夫です。鍋に汁椀1杯分の水と食べやすいサイズに切ったじゃがいもを入れます。火にかけ、じゃがいもに火が通ったらベーコンを入れ1分ほど加熱し、みそを入れて完成です。
一菜:キャベツのしらす和え
鍋に湯を沸かし、キャベツを一口サイズに手でちぎります。芯などの硬いところは包丁を使ってください。沸騰したらキャベツを一掴みずつ茹で、軽く火が通ったら網じゃくしですくってザルに入れます。少しずつ茹でるのがポイントです。
茹で終わったらボウルに移し、キッチンペーパーで水気を拭きます(ここ大事)。そこにお好みの量しらすと、油:めんつゆ=1:1の割合を少しずつ入れ合えます。味付けは少しずつしてくださいね。めんつゆがなければ、醤油でもおいしくできます。
平野くんコメント
しらすはジャコでもOK。油は、洋風にしたければ「オリーブオイル」を、和風にしたければ「ごま油」を。僕はごま油派。キャベツとしらす、油があれば、“無限キャベツ” の完成です。
●3日目のレシピ
一汁:いんげんのみそ汁
いんげんは両端を揃えて落とし、切り方はお好みですが今回は斜め切りにしました。
あとはいつもと同じ、好きなだしに具材を入れてみそ汁を作るだけです。たまには一品だけのみそ汁も潔くていいですよね。
一菜:鶏じゃが
鶏じゃがは飯島奈美さんのレシピです。キャベツの甘味、鶏肉の旨味、じゃがいものホクホク感が絶妙にマッチした、素朴な料理です。
じゃがいもの皮をむき、一口大に切って水にさらします。キャベツは一口大にざく切りに、鶏もも肉は白い脂を取り除き、一口大に切って下味の塩を軽く振ります。深めのフライパンに油を熱し、鶏肉の皮目を下にしてしっかりと焼き色がつくまで焼きます。
次に切ったじゃがいも、キャベツの順に重ね、水を回しかけ蓋をして蒸し煮にします。
じゃがいもに火が通ってきたら蓋をずらして水気を飛ばすようにし、最後に塩コショウで味を整えます。味付けは必要最低限で十分おいしい一品です。
平野くんコメント
じゃがいもは外皮は洗うだけでOKで、わざわざ皮は剥かなくてもOK。今回のように炒める場合は「メークイン」を選ぶと形が崩れづらくなるのでおすすめです。鶏肉と同じくらいの大きさで切るといいと思います。
作ったよ!という方は、ぜひ#週3レシピ のタグをつけてつぶやいてくださいね。それではまた来月!
写真・平野太一
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