週3日の自炊で食材を使い切るレシピ 4月 #週3レシピ
●初めて読まれる方へ(企画内容をご存知の方はすっ飛ばしてください!)週3レシピは、ファッション雑誌の着回しコーデのように「常備食材に旬の食材や定番食材を5つほど買い足して、週3日の自炊で使い切るためのレシピ」です。常備食材や基本の調味料については初回を参照ください。
今月のテーマはトマトです。
●4月の食材
旬の食材:トマト4個、アスパラガス1束、新玉ねぎ1個
定番食材:卵4個、鯖の味噌煮缶1個、とろけるチーズ1パック(残ったら冷凍してね)
今月はトマトが主役です。トマトの旬は夏!と思われがちですが、実は春がおいしい季節。トマトは、南米の高原地帯が原産で昼夜の寒暖差があって、湿度も高くない春の季節が味がのっておいしいと言われています。(もちろん夏でもおいしいのですが)。アスパラガスや新たまねぎも今が旬です。
トマトを選ぶコツは
①ひっくり返してお尻のところに白い筋が放射状に入っていること
②真っ赤に熟していて、全体の色が均等なこと
③ヘタがピンとしているもの
です。この写真では、①の点において左側が良いと思います。
では曜日ごとに作り方をご紹介します。
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●1日目のレシピ
一汁:アスパラガスと新玉ねぎのスープ
アスパラガスは下3分の1の皮をむきます。ピーラーでアスパラガスの表面を撫でるように、くるくると回しながらやるとむきやすいですよ。むいたら、5cm幅に切ってください。
鍋にオリーブオイルと具材を入れて中火で炒め、塩をひとつまみ入れます。火が通ってきたら水を入れて沸騰させ、顆粒コンソメで旨味を調整し、塩で整えて完成です。
一菜:トマトとサバ缶のレンチン煮込み
トマトは写真のように斜めに切り目を入れてヘタを落とす。一口大に切り、耐熱容器に入れます。サバの味噌煮缶を開け汁ごと容器に入れ、ラップをしてレンジで2分ほど加熱します。
レンジから取り出し、トマトに火が通っていればとろけるチーズを乗せ、溶けるまで20秒ほど再度レンチンして完成。
最後にチーズをバーナーで炙りました。ダメなおいしさです。
平野くんコメント
トマトとサバ缶のレンチン煮込みは、一度やってほしいレシピ。サバの味噌煮缶とトマトを一度レンチンして、それからチーズを入れてもう一度レンチンするのがミソ。トマトを切るだけでできる、簡単レシピは目からウロコでした。トマトは、ミニトマトでもOKだそうです。
●2日目のレシピ
一汁:新玉ねぎとトマトのみそ汁
新玉ねぎの甘みとトマトの酸味のバランスが良いみそ汁。鍋に汁椀1杯分のだしを火にかけ、先に新玉ねぎを入れて1〜2分火を入れ、トマトを入れ1分ほど加熱し、みそを入れて完成です。
一菜:アスパラガスと卵の炒めもの
アスパラガスを先ほどのスープのように剥いて切り、卵2個を溶き、塩をひとつまみ先に混ぜておきます。盛り付け用のお皿を出しておきます(ここ大事)。
フライパンを熱し大さじ1の油を入れ、十分に温まったら卵を入れてざっくりまぜ、お皿に半熟で取り出します(たまらんヴィジュアル)。
そのままアスパラガスを1分ほど炒め、透き通ってきたら塩をひとつまみ弱入れ、卵をフライパンに戻しアスパラガスとざっくり混ぜます。
お皿移して完成。アスパラガスの穂先を盛り付けるときに上にすると、おいしそうに見えます。あと、焦げ目を見せることも大事です。
平野くんコメント
卵を割るときは、キッチンの角ではなく平面部分で割るのがポイント。角で割ると、卵の殻が入ってしまうからだそうです。今回は、卵→アスパラの順番で炒めましたが、逆にアスパラ→卵の順番で炒めると、卵炒めを一度お皿によそう必要がないので、初心者だったらその方がよいかもしれません。
●3日目のレシピ
一汁:アスパラと卵のみそ汁
鍋に汁椀1杯分のだしを火にかけ、先にアスパラを入れて1〜2分火を入れます。その間に卵を1つ割り、沸騰しているところに2〜3回に分けて入れて、みそをときます。みそ汁じゃなくて、洋風や中華風でもおいしいですよ。
一菜:トマトごはん
トマトごはんは日本料理の分とく山のシェフ、野崎 洋光さんのレシピです。
レシピでは生姜を使っていますが、今回は新玉ねぎを使いました。みじん切りにした新玉ねぎとざく切りのトマトを合わせて塩で味付けしただけ。
簡単に作れて、暑い日にかきこみたいさっぱりとしたおいしさです。
平野くんコメント
トマトと玉ねぎを切れば完成する、簡単ごはんレシピ。夏の暑い時期とか、ご飯と一緒にかきこみたいです。
今回は新玉ねぎが余ったので、薄切りにして鰹節と醤油をかけて、サラダにしました。箸休めにもぴったりです。
作ったよ!という方は、ぜひ#週3レシピ のタグをつけてつぶやいてくださいね。それではまた来月!
写真・平野太一
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