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週3日の自炊で食材を使い切るレシピ 6月 #週3レシピ

●初めて読まれる方へ(企画内容をご存知の方はすっ飛ばしてください!)週3レシピは、ファッション雑誌の着回しコーデのように「常備食材に旬の食材や定番食材を5つほど買い足して、週3日の自炊で使い切るためのレシピ」です。常備食材や基本の調味料については初回を参照ください。

今月のテーマは薬味です。

●6月の食材

旬の食材:大葉、ミョウガ、ネギ、生姜、オクラ、ナスそれぞれ1パック
定番食材:豚バラ肉200g、お好きな刺身のサク1つ、卵1つ(写真になくてすみません)

今月は薬味が主役です。今回使う薬味は、大葉、ミョウガ、ネギ、生姜です。梅雨はジメッとして雑菌が繁殖しやすい季節。薬味には殺菌作用があり、食中毒の予防に役立ちます。さらに薬味の香りには食欲を増進させる効果もあり、まさにこの時期にぴったりな食材なのです。

薬味はタッパーにまとめてあげると冷蔵庫で迷子になりません。キッチンペーパーを敷き、その上に薬味を入れておくと無駄な水気が吸われて良いです。また、今回は二日目から、それぞれの薬味を細かく刻み、混ぜ合わせた「薬味ストック」を使います。小さい野菜は包丁の先の方を使いながら切ると切りやすいです。ネギは輪ゴムでまとめて切るとバラバラしません。薬味ストックは作っておくと炒め物、和物、汁物などに使えお料理に爽やかな香りをプラスできる優れものです。


※薬味ストックは3〜4日中に食べきったほうが良いため、今回は二日目から使用しています。
※薬味は刻んだ後に氷水にさらすとアクが抜けて風味がより良くなりますが、手間でもあるため今回は省いています。

今月の献立です。

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では曜日ごとに作り方をご紹介します。

●1日目のレシピ

一汁:オクラとミョウガのみそ汁

鍋に汁椀1杯分のだしを火にかけ、先にオクラを入れて1〜2分火を入れます。その間にミョウガ1/2本を刻みます。オクラに火が通ったら、みそを入れてミョウガをのせて完成です。

一菜:刺身のりゅうきゅう

「りゅうきゅう」とは、魚のお刺身を甘辛ダレに軽く漬けた大分県の郷土料理です。お刺身はなんでもOKですが、梅雨時期においしくなるアジやイワシや、カツオ、マグロ、カンパチなど脂が乗っているor赤身のお魚がいいと思います。

今回はカツオを使いました。サク(ブロック状のお刺身)であれば手前に引くようにして一気に切ります。

ボウルにお刺身を入れ、醤油:みりん=2:1の割合で入れます。薬味は刻んだ大葉とネギを入れました。ごま(すりゴマでも◎)もお好みで入れ、冷蔵庫で15分ほど冷やします。これで完成。お酒にもご飯にも合います。

食べきれなくても次の日まで食べられます。ご飯の上に乗せれば丼になりますよ。

平野くんコメント
今回は鰹を使いましたが、お刺身はなんでもOKとのことなので、スーパーのお魚コーナーで安いもの、その日の気分で買いたい刺身を買ってみようと思います。新しい組合せを考えるのが楽しくなるレシピ。

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●2日目のレシピ

薬味とオクラのぶっかけ素麺

大きなフライパンか鍋に湯を沸かします。この熱湯でオクラも素麺も茹でるため、お湯はたっぷり沸かしてください。オクラはそのまま熱湯で1分ほど茹でます。その間にボウルに水を貼り、茹ったらそこに入れて水でしめます(茹で上げたままにしておくと加熱が進んでしまうため)。
残りのお湯で素麺を茹でます。その間に素麺をとるザルと素麺をしめる氷水を準備し、オクラを食べやすいサイズに切ります(茹で時間1分半あればできるはず!)。
素麺が茹ったら氷水でしめてから器に盛り、薬味ストックから好きなだけ薬味を入れ、オクラ、卵の黄身だけをのせます(白身は使うので捨てないで!)。上からめんつゆをかけて完成。ごま油があればちょろっと垂らしてもおいしいですよ。

平野くんコメント
素麺でもいいし、うどんでも、そばでも何度も合いそうな、これから暑くなるときに覚えておきたいレシピ。上にのせる薬味もお好みで追加するとアレンジが楽しくなります(僕だったらゴボウも追加したい)。

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●3日目のレシピ

一汁:ナスのみそ汁

鍋に汁椀1杯分のだしを火にかけ、ナスを入れて1〜2分煮ます。火が通ったら、残しておいた卵白を最後に入れ、みそをといて完成です。

一菜:蒸しナスと豚バラの薬味しゃぶしゃぶ

豚肉は冷蔵庫からだし、食べやすいサイズに切り(料理ハサミを使ってもOK)、酒と塩少々を揉み込んで下味をつけます

なすはヘタを落とし、ラップに包んでレンジで500〜600wで3分ほど加熱します。熱いので布巾などで上からナスを触って、柔らかくなっていたらレンジから取り出してください。
熱が取れてから手でナスを裂くか、お箸を使って割るようにして裂きます。包丁で切るのではなく、手で裂くことによってタレがよく絡みます。

しゃぶしゃぶを作るので、鍋に湯を沸かします。今回は下味をつけた豚バラ肉に片栗粉をまぶしました。写真のように粉をまぶして、不要な分ははたいておきます。そうすると舌触りがつるんとして、口当たりが良くなります。片栗粉はなければないで大丈夫です。

熱湯で火を入れるとお肉が硬くなってしまうので、必ず弱火にしてゆっくり加熱しましょう。弱火でゆっくり湧いているお湯にお肉3枚ほどを入れ、白っぽくなったら取り出します。茹ですぎてしまうと硬くなるので、この辺は腕の見せどころです。

お肉は冷水にとるかとらないかは好みです。冷たく仕上げたい人は冷水にとってください。皿にナスとお肉を盛り付け、その上から薬味ストックをのせ、ポン酢かなければ醤油:酢=2:1で割ったタレをかけます。これで完成です。

平野くんコメント
山口さんから教えてもらった蒸しナスのポイントは、上記にも記述がありますが「手でナスを裂くか、お箸を使って割るようにして裂くこと」。手で裂くことによって、裂け目がバラバラになるのでタレがよく絡むのだそう。しゃぶしゃぶをするために、ポン酢を買いに行こうと思います。

作ったよ!という方は、ぜひ#週3レシピ のタグをつけてつぶやいてくださいね。それではまた来月!

写真・平野太一

#週3レシピ #料理 #自炊 #家庭料理 #一汁一菜

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