週3日の自炊で食材を使い切るレシピ 5月 #週3レシピ
●初めて読まれる方へ(企画内容をご存知の方はすっ飛ばしてください!)週3レシピは、ファッション雑誌の着回しコーデのように「常備食材に旬の食材や定番食材を5つほど買い足して、週3日の自炊で使い切るためのレシピ」です。常備食材や基本の調味料については初回を参照ください。
今月のテーマは鯖の干物(塩味)です。
●5月の食材
メイン食材:鯖の干物 1本
定番食材:じゃがいも3個、ピーマン4個、卵3個、白ねぎ1本、焼きそばのゆで麺1袋、豚バラ300g
今月は鯖の干物が主役です。みりん味がついた「みりん干し」もありますが、今回は塩味のものを買ってきてください。スーパーの干物コーナーに売っています。使いきれなければ、鯖の干物は冷凍できます。1食分のサイズに切って冷凍し、食べる分だけ解凍して焼けば立派な一菜ですよ。
鯖の水煮缶ではなく鯖の干物を使う理由
理由は2つあります。
①水気がなく料理に使いやすい
②ベーコンのように身に旨味が凝縮されている
干物は魚のベーコンと捉えて、スープやサラダなど干物レシピはこちらをご覧ください。
今回の週3レシピは鯖をフレークにします。一本の鯖を三等分し、耐熱皿に入れて2分加熱します。あら熱をとってから、皮や骨を取り除いてほぐします。
完成するとこんな感じです。
***
では曜日ごとに作り方をご紹介します。
***
●1日目のレシピ
一汁:ネギと卵のスープ
沸かしたお湯にネギを入れ、1分ほど加熱したら鶏がらスープを少し入れます。沸騰しているところに卵を半分入れ、ふわっと混ぜます。また沸騰してきたら残りの卵を入れ、最後に塩で味を整えます。
一菜:鯖焼きそば
ネギは斜め切り、ピーマンは細切りにします。フライパンにごま油大さじ1を入れ、中火で炒めます。
野菜に火が通ったら野菜をフライパンの端に寄せ、お好みの量の鯖フレークと蒸し焼そば1パック、焼そばをほぐすための水を大さじ2入れて蓋をします。1〜2分ほど蒸したら蓋を取り、箸で麺をほぐします。
鯖に味が付いているので、少しずつ塩と醤油で味を整え完成。最後にお好みで胡椒を振ります。
平野くんコメント
すぐに麺を動かしたくなるけれど、そこはグッと我慢。油多めで焼そばを作ると、ジューシーでおいしくなりました。
***
●2日目のレシピ
一汁:ピーマンと卵のスープ
1日目のネギと卵のスープと同じ作り方です!
一菜:鯖のポテサラ
じゃがいもは3個全て茹でて潰します。皮を剥いて縦半分に切り、1.5cm幅に切ったじゃがいもを鍋に入れ、ひたひたに水を注いで中火で茹でます。箸でスッと火が通るまでになったら鍋から出して水をきり、ボウルに入れて熱いうち(ここ大事)に潰します。潰し方の粗さはお好みです。
潰したら、マヨネーズ、レモン果汁、塩で味をつけます。鯖に味がついているので、少しずつ味付けをしましょう。マヨネーズ多めであれば、こってり味に。レモン果汁多めであれば、酸っぱくさっぱり仕上がります。
今回はパセリが冷蔵庫にあったので、追加しました。大葉やネギなどがあれば、彩りにも臭み消しにもあるので合わせてみるといいと思います。
平野くんコメント
じゃがいもを茹でて、潰して、鯖フレークとパセリを混ぜるだけ。こんなに簡単にポテサラができるとは思いませんでした。今度自分でも作ってみようと思いました。
***
●3日目のレシピ
一汁:ネギと鯖のスープ
鍋に薄切りにしたネギを入れ、油を入れて炒めます。ネギに軽く火が通ったら塩をして、クタッとするまで炒めます。
水と鯖フレークを入れて沸騰させ、塩で味を整えて完成です。
一菜:じゃがいもとピーマンの肉詰め
ピーマンは縦半分に切って種を取り、縦に4等分にします。
潰したじゃがいもを適量取り、ピーマンとひとまとめにします。豚バラ肉に下味の塩と小麦粉を叩き、クルクルときつく巻きます。
こんな感じ。
巻き終わった部分を下にしてフライパンに並べ、1面につき1分ほど火を入れて全体に火が通るまで焼きます。
お肉のピンク色がなくなれば、醤油:みりん=1:1を回し入れ、味をつけます。甘いのが苦手であれば、醤油:酒=1:1でも良いです。
お弁当にもぴったりのおかずですよ!
平野くんコメント
ポテサラで作ったマッシュポテトをピーマンに詰めて、豚肉にくるくると巻くだけでできるこの料理。中身をアスパラガスやネギにしたりとバリエーションが出せそう。肉巻きは全体の厚さを均等にするのがコツ。
作ったよ!という方は、ぜひ#週3レシピ のタグをつけてつぶやいてくださいね。それではまた来月!
写真・平野太一
みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!