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#ポテサラ実験室 夏に食べたいさっぱりポテサラ編

カメラマンの土田凌君と一緒にポテサラの可能性を探る企画「ポテサラ実験室」の第3回目です。2回目から、一年くらい時間が空いちゃいました。にっちもさっちも行かない一年でしたね。まず、みなさん、たいへんお疲れさまです。

曇り空のような日々の中でも、キッチンに運ばれてくる季節の食材たちはきれいで、愛らしくて、すっきりしない気持ちを持ち上げてくれる。料理できてよかった、とこういう時に思うのです。

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さて、第3回は新しいキッチンで撮影しました。築30年以上のアパートのキッチンから、2品新作ポテサラをお届けします。

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まずはじゃがいもを茹でるところから。今回は新じゃがを使います。大きめの一口大に切ってからレンジにかけて5〜6分加熱します。

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出来上がりはこんな感じ。ずっとレンジで加熱していると表面が乾燥してくるので、私はこの後、ほっくりするまで茹でます。最初から丸で茹でるよりも10分くらい時短になりますよ。

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茹で上がってから皮を剥けばラクチンです。

①しらすときゅうりのポテサラ

いつか読んだ「暮しの手帖」のエプロンメモにあった、「ポテサラを作るときマヨネーズのかわりにヨーグルトを使うとさっぱりして食べやすい」を今回実験してみました。

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ほのかな酸味があって、じゃがいも同士のつなぎにもなるので役割的にはマヨネーズと変わらない。さっぱりして食べ飽きないし、これはいい。しかもヨーグルト使うと、カロリーが約10分の1!脂質が気になる人はぜひやってみてほしいです。ここに塩揉みしたきゅうりとしらす。味は塩とお酢で調整しました。あまり混ぜすぎないのがコツ。

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前回のジャンキーポテサラとは打って変わって、ヨーグルト使いときゅうりとしらすという素朴コンビの組み合わせでだいぶ塩顔のポテサラになりました。毎日の食卓に出てくるなら、特に夏はこれくらいがちょうどいいかも。

タコとじゃがいものポテサラ

イタリアンの定番、タコとじゃがいものポテサラを作ってみました。みじん切りにした玉ねぎ、5mmほどに切ったタコ、ざっくり潰したじゃがいもを和えます。

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味付けはオリーブオイル、レモン、塩。私がドレッシングを作る時は90%この組み合わせです。仕上げにパセリと胡椒を入れればぐんと香りがたちます。一皿全て独り占めしたくなる、白ワイン泥棒。

ポテトを使っていれば、ポテトサラダと言っていいんでしょうか。でもやっぱりみんなが思うポテサラってこれではない気がするしなぁ。食材の組み合わせ? じゃがいもの潰れ具合? 味付け? ポテサラってなんでしょう。ますますわからなくなってきました。笑

でもいいんです。ポテサラ実験室は「ポテサラの可能性を探る」がテーマだから、どんどん好きにやっていきます。


写真担当・土田くんコメント

"前回から一年も経っていたことに驚きですし、今年がもう半年過ぎてしまったこともびっくりです。
さてさて、今回のポテサラ。ヨーグルトで合えたしらす×きゅうりも、するする食べられて美味しかったんですが、
特にタコのポテサラに興奮しました。ポテサラって言い方難しいですが、華やかではない料理と思っていたんです。
でも入れる食材によって、食べたことはあるけどなんだか遠いもののように感じたなと今振り返って思います。日差しの強い明るい夏って感じ。

と書いてて思ったんですけど、ポテサラが華やかというより合わせる食材をうまく引き立たせてくれるんですね。(初回のnoteにも書いてあった…)受け身がとてもうまい。唐突だけど、どこにも行きづらい世の中だからこそ、
色々な国や土地のものを使って、ポテサラで旅をしてみたいなと思いました。"

これを読んだみなさんも、ぜひ「我が家のポテサラ」や「これってポテサラ?」などありましたら、 #ポテサラ実験室 でつぶやいてみてください。私も作ってみます。それでは次回をお楽しみに!

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山口祐加@自炊料理家
みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!