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外から持ち込まれた発展と失われる素朴さと

なんか微熱。寝不足とストレスだと思うが、陽性なのかという目に見えないものの恐怖というのはすごい圧力だなとつくづく思う。

ホテルのテレビでNHKが観れるのは知っていたけども、日テレ系?でも昔の朝ドラもやってるチャンネルも観れて、ボンビーガールだっけ?あれとか昨日観ちゃった。

つくづく便利になったと思う。

今から書くことはどこかで書いたなと思ったら、随分前に自分のフェイスブックで書いたのだ。

日本であっても数年経てば色んな変化があるように、途上国では数年というのは劇的な変化の時間に値する。例えば携帯のSIMが闇ルートで50,000円くらいしてたのに、1年半後には150円で買えるようになったり。ピザなんてものは謎な食べ物と言っていた人たちが、気づけば週に2、3回のペースで食べるようになったり。バイクが山のように走っていて信号あるのに止まらない危険な交差点も、バイクがやや減り、車が増えて、信号でちゃんと止まるようになって歩きやすくなったり。

私はこの国に来たのが約7年ぶり。当時はギチギチに研修スケジュール組まれてほとんど街歩きも何もできなかったので大した印象はないのだけど、近代的な建物の数や街が整備されてた感じなどは大きな変化だと感じる。まず道がきれい。凸凹してない。ゴミも少なくなった。剥き出しの電線も減ったかな。

発展することが必ずしも良いこととは思わないけど、人々がより生き生きとし、暮らしが楽しくなるのであればそれは良いことなのだと思う。ただ、失うものも多い。特に都市部の変化は目まぐるしくて、素朴さがどんどん失われる。それがハッキリ見えてしまうと、我々外部の人間が持ち込んだものについて疑問に思ってしまう。本当に彼らのためなのか、と。

昨日のPCR検査で偉そうな外国人を全面に出してきたけど、私は昔の自分が勘違い外国人の一人であった自覚があるので、いわゆる一般の方にはああいうことしない。言葉が通じないのは現地語ができない私のせいであり、現地の人にイライラするのも適応できない私のせいであり、食事が合わないのも(これはほぼない)食べられない私のせいなのだ。

日本人は意外と郷に入っては郷に従わない人が多いように思う。

せっかく現地に来たのに毎日日本食を食べたり、日本人とだけ交流したり、ローカルマーケットに行かなかったり。その国ならではのものを感じずに帰る人が多いなぁとよく思っていた。そこでしか味わえないものを味合わない。勿体ないけどな。腹なんて壊してなんぼだと思うのだが。

日本は途上国の国をたくさん援助している。それはすごいことだけど、本当にその国の人のためになるのか、支援漬けなんて言葉があるけど、やり方としてどうなのかなぁとよく思う。某タイ国なんてまさに外国人の力で(他力で)発展した代表だと思うけど、国民自身には実際のところガッツがないのではと思う。だから外国人がいなくなったら(いなくならないけど)、あの国は維持できなくなると思う。※こちら完全に主観でごわす。

ちなみに国民にガッツがないというのは最近の日本そうかも。いつか競争に負けていくのかなと思う。自然災害多発の小さな島国なのである。

何の話かって?海外暮らしも便利になったって話かな。贅沢いくらでもできるし、日本とほぼ同じ生活もしようと思えばできる。食べ物も娯楽も設備も手に入る。それって良いこと?