自己理解を深めるために「壁打ち」をしてもらった話
壁に向かってテニスの球を打ち続けて練習することを「壁打ち」と言いますが、
ここでの「壁打ち」は、自分の思いや考えを人に話して、
その人からの質問に答えて対話を重ねていくことで、考えを深掘っていくこと。
先日、ギバー學さんに壁打ちをしていただきました。
ギバーさんによる壁打ち、その名も「プラスの部屋」。
ギバー學さんは、思考整理や問題解決思考、コーチング、メモ術に長けた方です。
ギバーさんのプラスの部屋では、
「ビジョンがボヤっとしているので、もっと明確にしたい。」
「やりたいことが多すぎて優先順位がつけられない。」
「やりたいことは見えているのに、何かがひっかかって前に進めない。」
といった悩みやモヤモヤを、対話を通して紐解いていきます。
そして、最終的に未来につながる「ワクワク」に変えてくださり、一歩を踏み出すための背中を押してくれます。
壁打ちのテーマは「自己理解の深掘り」
今回私がギバーさんにお願いした壁打ちのオーダーは、
「自分の特性を深掘り、強み・弱みとうまく付き合っていけるようになりたい」
というもの。
▶キャリアグラム診断結果の深掘り
もう少し詳しく書いていくと、
私は1年近く前に、
在宅ワーク支援や教育事業を手掛けておられるめぐさんから「キャリアグラム診断」という性格診断を受けています。
キャリアグラム診断とは、
診断テストのスコアにより、騎士・神様・探検家・魔法使い・博士・探偵・妖精・王様・僧侶の9つのキャリアタイプから、自分に深く根付いている特性を知ることができるコーチング付き診断です。
私のキャリアグラムの結果は、基本タイプが神様でサブタイプが探検家。
キャリアグラム診断をきっかけに自分の強みや弱みを知るとともに、
自分の過去と向き合い、
「黒歴史」と認識していた過去(良く言えば自己肯定感の塊。悪く言えば自意識過剰で他人への配慮が足りなかった)を受け入れられるようになりました。
そして、大人になるにつれて押し込めていた自分の特性を少しずつ掘り起こしながら、
若かりしころの行動力や自信を少しずつ取り戻していくことができました。
キャリアグラム診断を受けてから1年近くが経ち、自分自身に変化を感じるように。
その変化と向き合い、これからも自分の特性とうまく付き合っていくために、
今回、キャリアグラム診断士の資格をもっているギバー學さんへの相談を決心したのでした。
▶他者を通して自分を知る
「ジョハリの窓」という言葉をご存じでしょうか。
ジョハリの窓とは、「自分が認識している私」と「他人が認識している私」のズレを理解するための自己分析ツールです。
「自分の性格は自分が一番知っている」と思っている人が多いかもしれませんが、
実際は自分のことゆえに見えていない性格なども多いのです。
他人の目に自分がどう映っているのかを知ることで、自己理解をより深めることができます。
しかし日常生活のなかで、他人が自分をどう思っているか教えてもらう機会はなかなかありません。
2023年はめぐさんのキャリアグラム診断をきっかけに、自分の好きなことや得意を模索しながら、行動を積み重ねてきました。
来年はもっと飛躍する1年にしたい。
そのためにも、今一度、自分自身と向き合いたい。
このことも、壁打ちをお願いしたいと思った理由の1つです。
プラスの部屋はどんな感じ?
お次は、プラスの部屋の感想の話。
ギバーさんは普段、会社員をされている方なので、壁打ちセッションは夜の9時からはじまりました。
最初は、あだなの由来などの世間話から。
少しずつ会話を深掘りしながら、話しやすい雰囲気をつくってくださいました。
そして本題へと入っていきます。
「ギバーさんから見て私のタイプは何だと思いますか」とたずねると、
ブログやオンラインコミュニティでの書き込みから、探偵・博士・妖精タイプと思うとのこと。
他人からはそう見えているんだなと、私自身の気づきになり、面白いと感じました。
その後、私の過去を深掘ったり、ここ数年での変化について話をしたりしていきました。
対話の中で、
「それは〇〇タイプの強みが出ているように見えますね。」
と、キャリアグラムタイプの価値観や強み・弱みについても触れていきます。
心地よい感じで壁打ちが進んでいきました。
答えに詰まっても待ってくださるし、一切否定されない。
会話を楽しみながらも、
私が求めていた形で、自分のキャリアタイプや特性の現れ方を知ることができました。(詳しくは余談編のところで触れています)
セッション終了後は分かりやすくまとめたメモをくださいました。
メモをいただけることを事前に知っていたので、対話に集中することができ、ありがたかったです。
ギバー學さんはどんな人だった?
ギバー學さんを知ったのは3か月前。
ラジオ配信をされているので、気になる方はぜひ聞いてみてください。
日々の感情や気づきについて配信されていて、楽しく聞きながら、新しい発見や気づきをいただいています。
ラジオを聞いた人はもれなくパリピっぽい印象を抱くようです。
私の第一印象も「オリラジの藤森さんっぽい」でした(笑)
ただ、それはワクワクをラジオで届けるために、ポップに表現されているんだろうと思います。
軽いタッチでお話しされていますが、すごく深く思考されていて、情熱的な方です。
プラスの部屋では、ラジオからは一転して落ち着いた雰囲気。
聴くことに徹して、話しやすい雰囲気で進めていただきました。
モヤモヤをワクワクへ変えてくれた「プラスの部屋」
キャッチコピーの通り、プラスの部屋は私のモヤモヤをワクワクに変えてくれました。
プラスの部屋は、
・壁打ちを通して、思いや考えを深掘りしてくれる場所
・一切否定されず、ワクワクする気持ちを大切に対話を進めてくれる場所
です。
しかも、対話をまとめたメモのプレゼント付き。
今回私はキャリアグラムを取り上げた内容での壁打ちをお願いしましたが、
冒頭に書いたように、ビジョンや活動についてのモヤモヤを相談することも可能です。
ギバー學さんのプラスの部屋に興味をもたれた方は、ぜひこちらのnoteを読んでみてください。
ギバー學さん、これまでは壁打ちメインでサービスを提供されていましたが、
キャリアグラム診断士の資格を取得されて「キャリアグラム診断サービス」の提供もされているようです。
キャリアグラムは私が自己理解を深めるきっかけとなった性格診断。
診断テストのスコアから特性を知ることができるだけでなく、
その後の行動につなげるためのコーチングがセットになっています。
この記事を開いてくださった方は、自分を知ることに関心を持っている方だと思います。
自分を知る方法として、自分で自分を深掘りしたり、ストレングスファインダーなどの診断ツールを使うのも良いですが、
キャリアグラムに限らなくていいので、第三者に自分を見てもらう機会をもつことをぜひオススメしたいです。
◇
次の章は、私の壁打ち内容の詳しい記録になるので、
「ゆきゃはどんな人間か」に興味がある方だけ、読み進めてください。
(え?いる??)
【余談編】私の特性の深掘り結果
私のキャリアグラム診断結果は、
・基本タイプ:神様(献身的で世話好き)
・サブタイプ:探検家(成功を求める努力家)
ですが、これらが特に突出しているわけではなく、
9つのタイプいずれも10点満点中4~6点というものでした。
今回プラスの部屋を経て分かった私の特性の現れ方(思考・行動パターン)は、以下のような内容です。
①【探偵タイプ】の安心・安全を求める考えがベースにある。
②【妖精タイプ】の「楽しそう!おもしろそう!」というセンサーで、情報をGETしてくる。
③安心・安全が第一なので、すぐには行動に移さず【博士タイプ】のモードで情報を集めていく。
④情報だけで判断できなければ、【博士タイプ】のモードで小さくコツコツ実験して検証していく。
⑤ある程度の情報がたまったところで、【妖精タイプ】が出てきて「行くぞー!」と行動に移す。
⑥①~⑤を繰り返しつつ、知識を深め、経験値をためたとき、【神様タイプ】が発動し、誰かの役に立ちたいと考えてアウトプットする。
⑦①~⑥の行動を【探検家タイプ】の向上心が支えている。
ギバーさんにこのようにまとめていただき、
自分の中でしっくり来て、ストンと落とし込める感覚がありました。
行動のスピード感がなかったり、思い切った行動に踏み込む勇気がなかったりする自分をコンプレックスに感じていましたが、
これが自分の自然な思考・行動パターンだと知れたので、
無理をせず、自分らしくコツコツと積み上げていこうと思うことができました。
弱みを克服をしようと思うのもいいですが、
弱みを知ったうえで、自分に合ったやり方を見つけることも大切だと思っています。
その方がストレスなく、強みに集中していけるので。
キャリアグラム、おもしろいなと改めて感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。